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第47話 クラス対抗

「がんばれー」

「いけー!!」


 ラジオ体操が終わり朝食をとって、部屋の片付けをして今は宿泊施設の体育館でドッジボールの応援をしている。

 クラスごとに分かれて男女合同のドッジボール大会。なんでドッジボールなのかは知らない。男子が凄くやりづらそう。強い球投げようにも女子に当たると怖いし、弱い球だと男子に取られるというジレンマに陥っている。


「夏日ちゃーん!俺の有志を見ぶべっ」

「あ」


 あーあ。知らない男子がこっち見て叫んでる間にボールが飛んできて顔に当たった。

 ちゃんと見てないから。


「なにやってんだあの人」

「夏日に見てほしかったんだろうけど、ある意味見てもらえたからよかったんじゃない?」

「というか、俺あの人知らないんだが」

「夏日はいろんな所で有名だからーうちの高校だと知らない人がいないし、他校でも有名人だよ」

「マジか」

「マジマジー」


 他校とか初耳なんだが。特徴的な見た目してるけどそこまでとは……


 ▷▶▷▶▷▶▷▶▷▶


「ふぅ。疲れたー」


 俺たちのクラスは相手のクラスを全員外野に行かせて圧勝した。男子の張り切り様が凄かった。


「男子が張り切ってたねー

「夏日ちゃんに勝利を届ける!」って」

「理由はともかく、やる気があるのはいいんじゃねぇの」

「それに、夏日が女子バンバン当ててったし」

「ちょっと張り切った」

「ちょっとじゃないでしょ。

 相手の女子の七割夏日が外野に行かせたじゃん」

「どれぐらい動けるか試そうとおもったら熱くなって」

「それでどうだったの?」

「男の時に比べたら動きにくいけど、そこそこ動ける」

「へー」

「あー腹が減った」

「もうちょっとでお昼ご飯だからそれまでの辛抱だよ」

「へーい」

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