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第36話 宿泊学習初日 ひたすら歩く

すぐイベント挟んで……

学校内の話が極端に出てこない小説です。

学校での話も考えねば……

「おーい、お前ら。まだ先は長いぞー」

「冬火も奏もがんばれー」

「はぁ……はぁ……なんでそんなに平気なの……」

「はぁ……はぁ……二人とも待って……」


 俺たちは今日から一泊二日の集団宿泊学習があり、宿泊施設に到着して最初の行事として決められた場所まで歩かされている。その距離なんと十キロメートル越え。着いて早々やることじゃねぇ。なにこの謎の行事。事前にグループを作って、グループごとに地図を渡されるのだが、この地図が凄くてグループごとに少しずつ違うという無駄に手の込んだ仕様だ。

 別の所に力を入れればいいのに……



「おらおらーまだ歩くぞー」

「ふぇぇ……夏日おんぶ……」

「無理」


 最初こそ良かったものの途中から二人がバテだして、今ではこの有り様だ。まぁ、高低差の激しい山道を歩けばこうなるか。


「はぁ……はぁ……」

「ほらほらー歩かないとつかないよー」

「歩君はまだ分かるとして……はぁ……夏日ちゃんはなんで……へ、平気なの」

「なんだろーな。昔から体力はあったからな」

「なにそれ……」


 それに女子になったから少しはバテてもいいはずなんだよなぁ。この体足細いから無理かと思ったら意外といけて驚いた。


「この体力無限お化け夏日……」

「なんだそのあだ名。さすがに無限はないぞ」

「こんなに歩いてるのに息きれてないじゃんか……」

「そうだな」

「その体力を私にちょうだい……」


 そんな事言われても。


「じゃあ、少し休憩しようか。この公園で」

「「やったぁ……」」


 たまたま見つけた公園に入り休憩する事にした。公園のベンチに倒れるように座り込む二人。


「はぁぁぁ疲れたぁぁぁ」

「もう歩きたくない……」

「まだまだあるぞ。ほら、これ食べろ」


 俺が取り出したのは熱中症対策が出来るラムネ。こんな所で倒れられたら大変だからな。事前に歩くのは分かってたから買っておいた。


「夏日の優しさが身に染みるぅ……」

「ありがとう」

「おお、夏日さんきゅー」

「しっかし、なんでこんな行事があるんだ」

「ほんとにそれー」

「初日にやることではないね」

「生徒同士の交流にうんたらかんたらじゃない?」


 まぁ、そうなるよな。ツラい事を一緒に経験させて友情を深めるとかか。


「さて、休憩したし行くか」

「えぇーもうちょっと……」

「もう少し……」

「おー行こう」

「気持ちは分かるが歩かないといつまでたっても着かないからな」


 前進あるのみだ。


「「はーい……」」

最近投稿頻度が減ってしまい申し訳ない。

時間に余裕が出来てきたので、

ここ1ヶ月は投稿頻度が上がります。

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