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第34話 奏と春木が仲いい

土日投稿出来なくてすみません!

「じゃあ、僕は帰りますので」

「もっといてもいいのに」

「うんうん」

「今日日曜日だからね!?」

「いいじゃねぇか、もっといても」

「そうそう」

「さすがにこれ以上はお邪魔になるし……」

「ならねぇって」

「そうだよー」

「いや、でも……って、危ない危ない。押し切られてた」

「「ちっ」」

「舌打ち!?」

「もうちょいだったのに気がついたか」

「あーあ」

「あーあ!?」


 △▲△▲△▲△▲△▲


「お邪魔しましたー」

「へーい」

「じゃ、俺も行ってくるね」


 春木には奏の荷物持ちとしてついて行かせる。


「いってらー」


 がちゃ


「悪いって。全部持ってもらうのは!」

「いいんですって、俺がしたいので」

「いやいや、持つから!」

「いやいや」


 荷物どっちが持つかで言い合いしてるな。お前ら仲いいな。全部聞こえてるぞ。


「悪いから!」

「持ちますから」

「うむむむ」

「じゃあ、持ちますねー」

「あっ」

「じゃあ、行きましょうか!」

「ううー」


 スキをつかれて荷物を取られたようだ。最初からやらせとけばいいのに。


 ▲△▲△▲△▲△▲△

 がちゃ



「帰ったぞぉー!」


 冬火が帰ってきた。たった二日なのにめっちゃ久しぶりな気がする。


「おかえり」

「ふぅー友だちの家もいいけど、やっぱ家が一番。ちょっと夏日こっちきてー」

「ん?」


 ソファーに仕事帰りのおっさんのように座る冬火に近づいた。


 ガバッ


「あー久しぶりの夏日の匂いー夏日ー」


 急に抱きついてきて、おもむろに俺を膝の上にのせて変な事を言い出す冬火。なんだこいつ。


「は?」

「あーさらさら髪の毛」

「はぁ」

「夏日の匂い落ちつくぅー」

「へいへい」

「夏日ー夏日ー」

「なんなんだ」

「ふふふふふ」


 様子のおかしい冬火にひたすら匂いを嗅がれてやっと解放された。


「何だったんだ」

「ふふふふ。いやー夏日成分が足りなくて」

「なんだそれ」

「なんでもないー」

「夏日ーしばらくこのままでー」

「は?なんで」

「いいでしょー?」

「はぁ」

「やた!」


 このあと帰ってきた春木にまた変な疑いをかけられた。

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