第27話 ラッキースケベ?
遅れてしまって申し訳ない!!
代わりといったらなんですが、明日も投稿します。
飯食べたら早々に歩たちは帰った。片付けしていけよ。
仕方ないく俺が片付けをしていたら、
「僕も手伝おうか?」
「お前は誰かさんと違って偉いなぁー」
誰かさんはテレビを見ている。いつもの事だが。偉い奏は撫でてあげる、よしよし。
「え!? ちょ、ちょっと。やめて」
「偉い偉い」
身長差のおかげで丁度いい所に頭があり、奏のさらさら髪を堪能出来た。
「やめてってば!」
「やめない」
「ええ!?」
一つ一つの反応が面白く、もっと虐めたくなる。
そろそろ片付けしねぇと。
「じゃあ、奏は皿洗ってくれるか? 俺が拭くから」
「はーい」
早速洗い始める奏。大きめの皿を小さい手で一生懸命洗ってる姿がかわいい。
「? どうしたの夏日ちゃん」
俺がずっと眺めていた事に気がつき、身長差から少し上目遣いで見てくる奏。
「ぐはっ――おっとと」
上目遣いの威力が高く、危うく皿を落とす所だった。
「どっ、どうしたの!?」
「いや、何でもない」
「ほんとに?」
「それよりお前ほんとに男か?」
男の部分をコイツはどこに持っているんだろうか。接すれば接する程、男だと信じられなくなる。
「男です!」
どうみても女子なんだよな。
「うーん。ほんとかなぁ……あっ、そうだ」
「嫌な予感がする」
「俺と一緒に風呂入るか」
洗い物をしっかりとこなしつつ、驚いた顔で俺の方を見てくるという結構器用な事している。
「奏が男子か女子かはっきりするためにも」
「い、いや夏日ちゃん!? 僕男だからね!? 男だからね!?」
「俺は気にしないから大丈夫」
ちゃんと付いてるのか凄く気になるし、万が一襲われても力で負ける気がしないし大丈夫だろう。
「僕が大丈夫じゃないんだけど!?」
「大丈夫だってー」
「ダメ!」
「春木ぃー奏がこんな事言うんだが」
「さすがに兄ちゃんそれはダメ」
「えぇー」
「「ダメ」」
「……分かったよ」
俺は別にいいんだけどなぁ。
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「お前らー風呂たまったぞー」
「「はーい」」
思いっきりの生返事。風呂がたまったから二人を呼んではみたのだが、仲良くゲームしてて聞いてねぇ。俺もあとで混ぜろ。
「奏ぇーお前お客さんだから先入れー」
「うーん……もうちょっと」
ダメだこれ。聞いてないやつ。
「じゃあ、俺先入ってもいいんだな?」
「おっけーいいよー」
「風呂出て、セクハラしていいか?」
「おっ……なんでそうなるの!」
チッ、引っかかなかったか。ゲームに夢中で話を聞いてないかと思ったが、一応聞いてはいたようだ。
「いやー今のうちにって」
「なんで!?」
「ほらほら、先に入れ」
「えー。もうちょっとだけ」
「お前それずっとするやつじゃん」
そう言ってちょっとで止めるやついないぞ。一応お客さんだから先に入ってほしいんたが。
「女の子の夏日ちゃんが先に入りなよ。男の後は嫌でしょ」
「別にそこら辺は気にしない」
「いいの、先に入っててー。もうちょっとしたいし」
「お前なぁ……はぁー分かった。先に入るからな」
これ以上話しても時間の無駄だろう。終わる気配ないし。お客さんより先に入るのは気が引けるが仕方ない。
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「ふむ。髪乾かすの面倒だな」
自分で出来るけどかかる時間を考えると面倒くさいな。春木にやらせるか。
ガララ。
「おーい、春木ぃー髪乾かしてー」
「はぁい……て、兄ちゃん!?」
「ん? どうしたの春木君……えっ、ちょ、なっ、夏日ちゃん!?」
俺の方を見た二人が大慌てしている。特に奏に至っては顔を真っ赤にして明後日の方向を必死に見ている。
「ん?」
「服! 服! 俺はいいけど、いや、よくないけど! 奏さんいるから!」
「なっ、ななっ、夏日ちゃん隠して!」
「んんん?」
あー、慌てる理由が分かった。タオル腰に巻いただけの今の姿か。
「いいから兄ちゃんパジャマ!」
「隠して!」
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「服きてないだけで大げさな」
ギャーギャーうるさかったから、ちゃんと着た。
「いや、大問題だから」
「な、夏日ちゃんなんなの……裸見られても全く恥ずかしがってなかったじゃん……」
見られて減る物でも無いし見たいならどうぞって感じ。
「はぁーまったく。じゃあ、兄ちゃん乾かすよ」
「さっきの光景が頭から離れない……」
「奏もしや変態?」
「!? ち、違うからね!?」
「ど、どうしよう……」と焦っているのが丸わかりの顔で説得されてもな。
「どうだった?」
「ブッ!? な、なに言ってるの!?」
「いやいやー? どうだったのかなぁーって」
こういう反応を見るとちゃんと男なんだなと思うが、逆にこうでもしないと男っぽさが出てこないのは男としてどうなんだ。奏よ。
「すごく……その……スタイルがよかったね……」
「ほうほう。興奮したか?」
「っ!? もういいから!」
「兄ちゃん。それぐらいにしてあげて。奏さんがかわいそうだから」
「へーい」
春木に止められた。




