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第13話 優の受難

僕のテンションがおかしくて支離滅裂な事を書いているかもしれません。あと、時間が空いたので書き方忘れてる。変な所があるかと思いますが、許して下さい。

「夏日~風呂沸いたよ~」

「は~い。よし、じゃあ(ゆう)に最初の師匠命令を与える」

「はい!! 師匠!!」


 ビシッ! っと音が鳴りそうなほど綺麗に敬礼をする優。何か違うような……まあいいか。


「風呂行ってきな~」

「はーい」


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「優ぅ~入るぞー」


 さっきはああやって言ったが、気が変わって、優に嫌がらせをしようと思った。冬火には、「飽きないねー」と呆れられた。


「え、ちょ夏姉ちゃ……」 


 身体を洗っている姿勢のまま俺の方を見て固まる。優の隣に座って頭と体を洗い始める。


「な、ちょちょっと。何で入ってくるの!?」


 復活した優。


「そりゃあ俺が入りたいからだ」

「そうじゃなくて! 俺が入ってるの!」

「それがどうした」

「男子が! 入ってるの! そこに女子が入ってきている状況なの!」

「気にするな」

「俺が気にする! その、少しは隠して!」


 必死にこっちを見ないようにする優。だが、欲望には抗えないのかチラチラこっちを見ている。見たいならしっかり見ろよ。


「ほ~う。優が気になるのはこれか~?」


 持ち上げるようにして強調する。


「その、ちょ、もう! いいから!」


 顔を真っ赤にしながら必死に見ないようにする優。あ~楽しいなぁ~。あ、体洗い終わったか。


「お、俺は出る!」

「いやいや、全く風呂に入ってないじゃん。()()()風呂に入ろうよ~」


 優が逃げないように手を掴んで俺はニタニタ笑いながら言った。たぶん、物凄く腹立つ顔してると思う。だって楽しいんだもん。仕方ない。


「出る!」

「いやいや~」


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「よっこいしょ。ふぅ~。いい湯だぁ」


 風呂はやっぱ気持ちいい~


「入ってこないでよ……」

「おっぱいって浮くんだよ。ほら」

「ぶっ!!」


 バッ! っと顔を背ける優。耳まで赤くなっている。

 あ~楽しい。恥ずかしがる優を風呂に浸からせて今は風呂で向き合うように座っている。


「ほらほら~浮かんでるだろ~?」

「し、知らない!」

「脂肪だからから浮くんだって。優、残念だったな。夢も希望も詰まってなくて」

「あーあー聞こえないー」


 耳を押さえる優。いや~楽しいな~


「残念だったなぁ~入浴剤入れてるから見れないなぁ~?」

「うるさい!」


 風呂には乳白色の入浴剤を入れてるので優から俺の胸から下は見えない。

 いや~楽しい。この体になって相手に効果的に嫌がらせが出来るので、躊躇しなくなっている。この性格を直す気? そんなのあるわけないじゃん。だって楽しいんだもん。



 しばらく俺は優への嫌がらせを楽しんだ。


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「ふぅ~いい湯だった~」


 俺は冬火に髪を乾かして貰いながら言った。髪長すぎてかれこれ三十分やってる。いつか自分でしないといけないなと思いつつ楽な方を選ぶのが人間というもの。風呂に入るだけで一石二鳥だったぜ。風呂に入ってリラックスして、優に嫌がらせして楽しかった。


「はぁ。全然リラックス出来なかった」

「優君、ドンマイ」

「優、ドンマイ!」

「あんたのせいだろおおおおおお」


 親指を立てて笑顔で言う俺。優が持ってきたバッグの中には優のパンツとかパジャマとかが入ってた。優の親御さん、準備がよすぎる。何を見越して持たせたんだ。


「夏日の性格こんなのだから頑張って」

「冬姉ちゃん、俺もう無理」

「優。兄ちゃんはこんな性格だからどうしようもない」

「春兄ちゃんまでええええ」

「優ー次は一緒に寝るぞー」

「嫌。俺ソファーで寝る」

「客人をソファーで寝させれるか」

「じゃあ、春兄ちゃんの所がいい」

「残念。春木は俺には逆らえないんだよ」 

「ちくしょぉぉぉぉぉ」


 床に倒れこみ、絶望する優。


「ラッキーだろ? 女と一緒に寝れて。体も触れて。男からしたらこんないい事無いだろ?」

「相手が人のテンパってる所を見るのが大好きな夏姉ちゃんじゃなければね」

「俺が眠くなってきたから行くぞ優」


 いつも同じぐらいの時間に眠くなる。我慢出来なくもないが眠い物は眠い。昼寝してないから余計に。


「ええ……」

「夏日と優君おやすみー」

「優ドンマイ。俺も経験した事だ頑張れ」


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「ちょっと!」

「んにゃ? なんだ」

「近い。離れて」

「ん? こうか?」


 そう言いつつ俺は優を抱きしめた。逃げれないように腕だけではなく、足でもガッチリとホールドして。


「違う! 当たってる! いろいろと!」 

「当ててんだよ」

「なんで楽しそうなの……普通恥ずかしがる所でしょ……」

「そんなの気にしない」


 まあ、元男だしな。胸ぐらいいくらでも当ててやるよ。


「なんでそうなるの……」 

「さあ?おやすみ……ぐう」

「ちょ、ってもう寝てるし。凄く俺寝にくいんだけど」



 次の日、優は俺から離れるようにベッドのはしっこで寝ていた。優は朝ご飯を食べたらすぐ帰った。もう疲れた。とか言いながら。俺は楽しかったけどなぁ。

 また今度誘おう。

ようやく両親が出てくるかも。これからどんどん巻きで行かないと。

書きたい行事が溜まる一方です。

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