表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

掌編小説集10 (451話~最新話)

雨男と晴れ女

作者: 蹴沢缶九郎

「僕はね、大切な日には必ず雨になるんだ」


雨男を豪語する彼氏はおもむろに彼女に切り出した。


「だから、例えば小学校の運動会の日は雨だったし、遠足の日や中学や高校の修学旅行の日も雨だったから、よく友人から、「お前は来るな」なんて言われたもんさ」


彼氏は笑いながら話した。それを聞いていた彼女は、


「あら、そうなの。私は天気に恵まれなかった事はないわ。どの日も晴天に恵まれ、晴れ女と友達から有り難がられたわ」


と、少し誇らしげに語った。


「じゃあ今度の初デート、雨男の僕と晴れ女の君。当日はどっちになるかな?」


「そうね。私も楽しみだわ」


二人は見つめ合い笑った。



初デート当日、二人が現れた待ち合わせ場所である一帯を、眩しい陽を射す雨雲が灼熱の豪雨を降らせていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 灼熱の豪雨・・・シャワーですね^^;;二人が一緒になると、波乱万丈な人生そう。
[一言] ども。 二人揃えば虹が毎回見れますね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ