第4話 動き出す夢
今回までがプロローグです
これから本格的な話の内容に入っていきます
拙い文章ではありますがお付き合いいただければ幸いです。
先輩と出会った日から迅の日常は少しづつ変化していった
先輩のことを思い出そうとし,学校へは毎日行くようになり
クラスメイト達とは先輩関係の話題で喋りかけられるようになった
最近,仲良くなった男友達とも軽口を叩く位までにクラスでも打ち解けた
「橘さ,先輩と付き合ってんじゃねーの?」
「ばっか,そんな事はねぇよ。 ただ先輩は俺の事知ってるぽかったしな」
「嘘つくなよ~お前って奴はよぉ~」
こうやって軽口を叩けるこいつの名前は本条 士狼
最近打ち解けたクラスメイトの中でも一番喋る奴だ
実際に士狼と喋っている時間は楽しく,時間はあっという間に過ぎていく
毎回話題に出るのは先輩絡みで迅をイジる事ばっかりだが不思議と迅も楽しくこの時間を過ごし、受け容れていた。
そして学校が終わり,また家に帰り自堕落に過ごしている迅であったが,自分では自覚していない変化も訪れていることに気づけてはいなかった。
迅は夢の内容などを覚えてはいない。薄っすらと女が居る程度の認識でしかない。
しかし,それも昨日までの夢の話
今日から始まる夢にも変化が訪れていた。
そして迅は夢の内容を認識したことによって,超常への道を歩き始めたことを自覚することになる
さあ今宵の神格の宴を始めよう