200文字小説集 vol.2 バレンタインデーの憂鬱2(200文字小説) 作者: 日下部良介 掲載日:2018/02/08 娘が大量の板チョコを買って来た。 毎年のことだけど、ご苦労なことだ。 この3連休で50人分のチョコを作るという。 「お前からもらったのなら、そのままだってみんな喜ぶだろう」 親バカだと言われるかも知れないけれど、娘は美人だ。 「このひと手間が何十倍にも化けるんだから」 「毎年、元は取れているのか?」 「元なんかパパだけで取れるわよ」 チョコが1枚いくらなのかも知らない僕は娘の言葉にハッとする。 でも、まあいいか…。