表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/11

お冷

私が自室でパソコンを操作している時の事だった。

突然後ろから女性の声で「水、置いてもいいですか」と声が掛かった。

あまりにもいきなりの事だったので、ついどうぞと答えてしまった。

すると今まで置いてあった水入りのグラスと全く同じものが2つ、合計で3つ机に置かれていた。


その後は何も言わずとも机に決まって2つグラスが置かれるように為った。

あの水を飲んでいたらどうなっていたのだろう?

黄泉戸喫(ヨモツヘグイ)になってしまうのだろうか?

幸いにもそのグラスは水彩画を描く際に使用していた物なので、とても口を付ける気にはなれなかった。


グラスを撤去してからは、水を置かれることが無かったが、そのかわりパソコンまわりを水浸しにされるようになってしまった。

今は去ってもらったので実害は無いが、精密機器のある場所でこのようなことは辞めてもらいたいものだ。



黄泉戸喫(ヨモツヘグイ)と言うのは日本書紀に記されている事柄で、天照大神(アマテラスオオミカミ)を産んだ神である伊邪那岐(イザナギ)伊邪那美(イザナミ)の別れのエピソードである。火の神である迦具土神(カグツチ)伊邪那美(イザナミ)が産み落とした後、彼女は火傷で亡くなってしまった。

それを嘆いた伊邪那岐(イザナギ)は黄泉の国まで伊邪那美(イザナミ)に会いに行くが、伊邪那美(イザナミ)は黄泉の国の食べ物を食べてしまったために黄泉の国から帰ることができなくなってしまった。


有名な話では有るが補足として記述させて頂きます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ