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インパルシブ・コンフリクト  作者: 肉付き骨
18/19

襲来 -緊急事態-

 審判が慌てた声音で決闘場全体に警告を発した後、よほど焦っていたのか、ケンゴウだけでなくアインにまで個別回線で通信を送ってきた。二人の話の内容が聞こえてくる。盗み聞きは良くないとは思ったが、緊急事態だと自分に言い聞かせ、聞かせてもらうことにした。


『何事か!』


『《ダイダラボッチ》が!何者かに封印を解かれ強奪されました!』


『なんだと!?しかしあんなポンコツ、奪ったところで何になると言うのだ…』


『強力であるのは事実、今すぐ試合を中断して奪還に向かってください!』


(まさか…)


 いや、間違いなく悪神の仕業だろう。ここまで手を伸ばして来るとは。


「悪いが聞かせてもらった」


『っ!?あ、アイン殿…』


『貴様…盗み聞きとは無粋な!』


 ケンゴウは激昂し掴みかかってくるが、冷静さを欠いた者は(もろ)い。アインはこれを難なくかわし、妖機藍丸の腕を掴んだ。


「ケンゴウ、そのダイダラボッチってのは機人なんだろ?奪ったやつは、おそらく俺が倒すべき敵だ。俺にも手伝わせてくれ」


『例の人類を滅ぼすという神、とでも言うのではなかろうな?』


「いや、その通り、悪神アーリマンだろう」


『…あいわかった。アイン、敵を知る貴殿に是非協力を願いたい。敵はノンフォールの北にある洞窟近辺にいるとの情報が届いた。急行するぞ』


「ああ、よろしく頼む」


 ケンゴウも事情を理解してくれて助かった。対妖機藍丸装備だが、事は一刻を争うだろう。そう思ったアインはエリスとクロトにも状況を伝え、ノンフォール北部の洞窟へと急行した。

 どうも、肉付き骨です。

 ダイダラボッチは割と初期から構想を練っていたものなので、ワクワクしております。

 ダイダラボッチがポンコツであり、強力と言われ、封印された理由は何なのか?

 先に言っておきますが、ダイダラボッチは神託兵ではありませんのでご安心を。

 次回、ダイダラボッチ登場なるか?

 気長にお待ちいただけるとありがたいですm(__)m

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