第九話 デジャブを感じる件について
鳥のさえずりが聞こえる。
チュンチュン、チュンチュンと俺を起こすように鳴いている。
こころなしかベットから温もりと優しい匂いがする。
多分日光だろうか。
隣を見ると雫がスヤスヤと音を立てながら寝ている。
かわいい
昨日の朝は色々あったが、流石に今日は平穏にいけるだろう。
「んっ・・・おはよ、兄さん」
「ありゃ、起こしちゃったか?」
「大丈夫だよ」
雫は目をこすりながら俺に抱きついてきた。
「兄さん大好き・・・」
朝から刺激が強くないか?!
そ、それに俺の息子が暴走しちまう!
息子<もう朝なの? ムクムク
とりあえずベットから出たほうが良さそうだ
「そろそろ起きる時間だぞ、雫」
「うん、早く朝ご飯作らなきゃいけないですね」
こうして雫は俺のベットから出て、一階へと向かっていった。
・・・
あぶねええええ!朝は生理現象のせいで敏感なんだよ!
前は一緒に寝てもいいって言ったもんだが、
「俺の身が持たないな・・・」
いい加減にもう一緒に寝ないように厳しくしないと行けなそうだな・・・
それはそうと俺も早く支度して飯食うか
こうして俺は妹がいるリビングへと向かった。
「あ、兄さん、今日の朝ご飯は焼き鮭です」
「鮭か、うまそうだ」
「それじゃあ・・・」
「「いただきます」」
そうしてまた俺の一日が始まったのだった。