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第七話 待ってましたおっきいぱいぱい!

キーンコーンカーンコーン・・・


俺は今文芸部の部室へと向かっている。

学校の端になる使われていない教室が文芸部の部室となっている。

放課後以外はいつもは静かだが・・・


「先輩!どうして私のお菓子食べたんですか!」

「だってー、美味しそうだったからー?」

「だからって勝手に食べないでくださいよ!」


放課後になると五月蝿くなるんだよなぁ

それにこの辺は文芸部しかいないから物凄く目立つな・・・

職員室から遠いのは救いか。


「こんちゃー」

部室の扉を開けるとそこには先程の騒いでる二人とそれを止めようとしている葵、そして楽しそうに見ている雫がいた。


「あ、兄さん。いまお祭りになってるよ。」

「お祭りって・・・」

そこには先輩の兎羽 皐月 (うさは さつき)と花がいた。


「部室にあるってことは皆が食べていいってことでしょー後輩ちゃーん」

「ちがいます!これは先輩のために用意したものであって!」

「あら、もしかして凪くんに?あらあらあら!」

「そ・・・そういう意味じゃないです!」


「あ、ちょうどいいわね。凪くーん!私後輩ちゃんにいじめられてるのー、たすけてー!」

そういいながら俺の腕に抱きついてきた。

「ちょ、先輩あたってますって!!!」

「うふふ♡当ててるのよー」


この人は俺の先輩、皐月先輩だ。

皐月先輩はサボれる部活を作るために文芸部を作った人で、物凄いマイペースな人だ。


あ、まって説明するたびにおっぱいがぷるぷるしてる


「先輩方!!なにいちゃいちゃしてるんですか!」

花は怒りながら俺の反対側の腕に抱きついてきた。

あ、こっちはちょっとこぶりだ

「先輩・・・何か最低なこと思ってますよね?」

「思ってません!!!」

危ない、今日で人生おわるところだった。

「って二人とも離れてください!葵とか雫だって見てないで助けてくれよ!」

「だ、だって凪嬉しそうだもん・・・」

「ええ、兄さんとっても嬉しそうですね」


そりゃ両腕にデカパイとチッパイに挟まれたら男として嬉しいだろ!


「と・に・か・く!離れてください!」

俺はこれ以上やられると色々と危ないので無理やり二人を引き離した。


「はぁ・・・まあいいですよ、お菓子の件は。もう一度作ります」

花は少し怒った様子で自分の定位置へと戻っていった。


「あらあら、ごめんなさい花ちゃん。少しやりすぎてしまったわ・・・」

「もういいですよ!先輩!」


あーあれ完全におこだな。おこおこのおこだな。

そう思っていると皐月先輩は花の後ろに行き囁いた。

「可愛いお顔がもったいないですよ~」

皐月先輩は花を後ろからだき、小さな子供をあやすように頭を撫でていた。


「こ、こども扱いしないでください!先輩!」

「あらあら、でもちょっとうれしそうですよ?」


「も、もう怒ってませんから!!」

皐月先輩からどうにか離れようとしているが

「離しませーん♡可愛い後輩ちゃんに悪いことしちゃったからね♡」

と言いながら花をナデナデしている。

花は観念したのか、物凄い大人しくなった。


そう、皐月先輩は包容力とお姉さん力が物凄い人なのだ。

おっぱいもデカくて顔も美人ときたら誰でも抵抗はできないな・・・


「兄さん、鼻のした伸びてます」

「あ、これはちがうんだ。我が妹よ」

「そうですね、兄さん」


ギューッ

「イテテテテテテテテテテッッ!」

「兄さんが悪いですからね」


「妹につねられてる兄って情けないわね・・・」


俺は葵に見られながら妹に腹の横をつねられている。

くそ痛い!それと見てないで助けてくれよ葵!!


そんなこんなしていると

「あ、そうだそうだ。皆さんに大事は話があるのよー」


皐月先輩は花を開放し、皆に向かって話した。


「この文芸部、合宿することになったわー」


「「「「えええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!」」」」

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