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第四話 僕っ子が可愛い件について

「よお、凪」

「なんだ翔太か」

「なんだってなんだ!」

こいつは西崎 翔太 (にしざき しょうた)

俺の同級生であり親友でもある。


一応こいつも変態だ。

特に貧乳が大好きってやつだ。


「どうしたんだよ、飯の時間だっていうのに元気が無いな」

「いや、朝から色々とあってな・・・」


「なんだ、クールで美人って言われてる雫ちゃんと何かあったのか?」

「なんでもないよ・・・」


「そういえばお前の妹可愛いよな・・・」

翔太は購買で買ってきたパンを食いながらスケベな顔をしていた。


「俺の妹はやらんぞ!」

「いやいや!ただ可愛いって言っただけじゃねーか!」


「おめぇはロリコンでしかも変態だから怖いんだよ!」

「俺はロリコンじゃねぇ!紳士で優しい人だ!」


「へいへい、そうだな」

俺は翔太のいかに変態じゃないかの説明を適当に流しながら飯を食っていた。

「あ、飲み物なくなっちまったよ」

そう言うと翔太はサイフから200円を取り出し

「ちょっと金渡すから飲み物買ってきてくれるか?」

「なんでだよ。俺はお前の奴隷じゃないぞ」

「まぁまぁ、ほらお前の分も奢ってやるからさ」

「はいっ!行ってまいります!」

俺は飲み物一本でつられてしまった。

ま、いいか。ちょうどパックのジュースも無くなったしな。



そうして俺は一年生から三年生までが集まる購買へと向かった。

そこは食べ盛りの男子たちや恋バナで盛り上がってる女子たちがたむろしていた。


「あ、翔太に何飲むか聞くの忘れた。まあお汁粉でいいだろ。」

俺はお汁粉と自分で飲むジュースを持って教室に戻ろうとした瞬間


「あれ?先輩じゃないですか」

「その声は花か?」

「そうですよ、先輩」

こいつは猫宮ねこみや はな

俺の後輩で高校一年生、同じ部活で唯一 男子学生だ。


「先輩なんでお汁粉なんですか?・・・」

「ああ、これは翔太の分だ。何飲むか聞くの忘れたから適当にな」

「翔太先輩なんか可哀想ですね、、、」

「それより花、今日部活くるのか?」

「はい!凪先輩ももちろん行きますよね!」

「ああ、もちろん行くよ。」

花は嬉しそうに笑顔になったが


「先輩・・・少しいいですか?」

さっきまでの笑顔が消えた?!

「ど、そうした花。なにかあったか?」

「どうして先輩から女子の匂いがするんですか?」


「ああ、今日はちょっと色々あってな」

「まあお前も悔しかったら女子とちゃんと仲良くしとけよ」

からかうように笑いながらその場を後にしようとしたが


「ありえない!」

そういい花は俺の手を引きながら使われていない教室へと向かっていった。


「お、おい!花!どうしたんだ!」

花は無言で俺を教室へと引き込んだ。

そして俺を力ずくで押し倒した。


「花!一体どうしたってんだよ!」

そう言うと花は俺と目を合わせたが・・・ハイライトがない?!


「先輩・・・もう我慢できません。少し時間をもらいますね」

そう言うと花は俺の体を抱きしめ始め、スリスリと頬を当ててきた。


「お、おい!俺は男に対しての趣味はないぞ!」

その瞬間花はビクッとし、おもむろに服を脱ぎ始めた。


「や、やめろおおお!俺はホモじゃなあああああい!純粋な男の子なのおおお!」

花は俺の話を一切聞かずとうとうシャツを脱いだ。


俺は死を覚悟して目を見開いた・・・がそこにはエメラルド色のブラジャーが胸元にあった。

そして花は顔を赤らめさせ、ぷるぷると小動物みたいに体を震わせながら言った


「せ・・・先輩は色々と勘違いしてます」

「いやだって男子の制服を着てるじゃん!そういう趣味でしょ!!!!」


「やっぱり。で・・・でも僕は女の子なんです!ほら!」

そう言うと花は俺の手を持ち上げ自分の胸を触らせた。


「ど・・・どうですか先輩・・・」

そこには確かに男子には無い膨らみがあった。


うむ、妹の雫より少し小さいが、もみごたえがあるな・・・

小さい割には弾力があっていい匂いだ。


「んっ・・・先輩///僕もうだ・・・だめぇ♡」

「え?」

そう言うと花は俺の服を脱がそうとし始めたのだ。


「待て待て待て!おちつけえええ!俺はまだ刑務所に入りたくないんだぁああ!」

俺は抵抗する、絶対に、何があっても!


そうやって抵抗していると居室のドアが開く音がした。

「に・・・兄さん?何してるんですか?」


あ、今からでも入れる保険あるんですか?

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