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⑵『イカれた脳髄』

⑵『イカれた脳髄』



俺は何も、イカれた脳髄のことを、殊更にアピールしようと思って、この小説を書いている訳ではない。内省の問題を、云わば、自己解明しようとしているのであって、つまり、どうしてイカれているのか、という事実を探っているのである。



しかし、答えは簡単に出そうはない、結句、ー答えが出ないのは、脳髄がイカれているからだろうー、判断が出来ないのは、至極当然な訳である。おかしいかい、そうだろうよ、おかしいだろうよ、何せ、こんなことを小説にしちまっているんだから。



であるからして、もう精緻な文章は書けそうにない、ということで、間違いなさそうだが、どうして間違いないのイカを知る由もない。文体が破壊されたんだろう、それでも俺は書くよ、書くしか能のない、イカれた脳髄の持ち主だからね。

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