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恋した瞬間、世界が終わる -地上の上から-  作者: hougen
第7部 水に流れたと思っていた海には
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47 物忘れな遠い声掛け

2021年 8月27日 投稿開始

      9月 5日 毎日投稿開始

     10月 5日 毎日投稿終了。月2〜3回の投稿に変更。

2022年 1月26日 次回投稿予定。投稿時間は “午前11時” です ←


 誰かの気持ちの中にまで入り込んで

 それでも君がしたかった事は?


 



ーー瓶に入った手紙が流れ着く



忘れることも、洗い流すことも、諦めることも

できなかった



漂流しつづけていた


どこかに存在しつづけていた


消し去ることができなかった時間があった




水に流れたと思っていた海には


瓶に入った 手紙が流れ着いたーー




透明な歩廊は

そのカプセルのような輪郭を次第に消して

青空のように早く

穴を開けて

雲(足)は次第に遠のき

遠景が、また明日へと戻っていった



戻ってきたとき

私はかつてのミラジーノの車内にいた


…あれは夢だったのだろうか





閉じかけたドアに滑り込んだのだろうか?

私がなぜ、生きているのか?

不思議なことだ


信じたことに裏切られ、身の回りからは孤立し

げっそりと細く、あったはずのものを輪郭ごと失っていった


死にかけた記憶



ーー喧騒が続いた




夜は開けたままのノートパソコン

夜中に目を覚ますと、いつも同じ画面を読み込んでいた


ループしていることに気づいた


同じような日々で、日はめくれている


めくれているはずのものは実は違って

浪費になって、ぬかるみを作っている


ーー喧騒が続いていた




人生が出し入れできるものだったなら

別な誰かが何処からか顔を出して

“本歌取り”してゆく様を見ているかのよう




何がって?


言いかけて、やめたでしょ?


言いそびれて、後悔したでしょ?


伝えきれなくて、もう一度って思ったでしょ?


戸惑って…忘れられなくて、でもって



水に流れて消えてったって、思ったでしょ?



ーーきびすを返す(還す)夢、言葉がある




裏返してみる


それでもって、っと思ったら

自然と矛先が向かったら


 

  生き返りたいと、思うでしょ?





青空は早く

雲(足)は遠のき

また明日が来る



この道は、どこへ繋がっているのか?


好奇心によって


私はあの場所へと戻っていったーー



「心残りはあるかもしれないけど、もう決めてしまったことだから

 止めはしないけど、私だって本当は、寂しいんだよ?」



そう云って、送り出してくれたあの気持ち






春になり

懐かしさを感じている

なんとなく思い出すことがある

どこから来たのか分からない香りがする

暖かさを感じる香り


昔を思い出すこと

過去、そして、経年劣化したこと

ドアは崩れかけていた

私が選んできたものは何だろうか?


この人生でーー




  空で空中分解した夢が、今

     

   降っておりてきている





破片に映った

「なぜ?」が輝いている



 また輝き始めている


「きみ」


 「きみ」 


   「きみだよ」



  「呼んでいるんだ」



「忘れてしまわないうちに、叶えられるうちに」




乱反射の中


 「なぜ?」が輝き映る




放り出されたのは、かつて失敗した場所





水に流れたと思っていた海には

瓶に入った手紙が流れ着く





 誰かの気持ちの中に入り込んでまで

 それでも君がしたかった事は?


 


次回の投稿時間は、


 2022年1月26日で、【AM11時】の投稿です。



「新人発掘コンテスト」「123大賞」に応募しましたが、選考外でした。


感想・評価・ブックマークなどなどお待ちしております!

たまに短編として「執筆」「なろう(異世界)系」小説の研究を投稿しています。


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