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おいwアルカナードが女の子雇ったってよw

「これはヴァンパイアの吸血術の一つでな、吸血した相手から記憶を消す事ができる」

ヴァンパイアの君主が言い終える頃には、魔王の使いはキョトンとした表情を浮かべその場に立ち尽くす。

「…私はここに何の用で…」

「貴様はこのアルカナード邸に面接に来た、そして面接は終わった。主人の元に帰れ」

「…わかったわ」

魔王の使いはそのまま去っていく。


 記憶の消去くらいなら私だって妖精召喚術を用いれば出来る。

しかし、それは上等妖精召喚術。このヴァンパイアが同等の能力を示した以上このヴァンパイアも高位な術を使えるのだろう。


「時に、サーシャ・ミランダよ」

ヴァンパイアが私に声を掛ける。

私は不意を打たれ動揺する。

「ひゃ、ひゃい!?」

「貴様を我がアルカナードの部下に即日採用する」

アルカナードと名乗ったヴァンパイアはそう告げる。

イレギュラーだ、私は適当に面接を受けて適当に返って適当にニートライフをエンジョイするつもりでいた。

それが、覆されたのだ。


「どうした?乗り気じゃない様だが」

「それが…私は不本意でこの場に来ました」

「ほう?」

「私は働きたく無い、でも、パパの言う通り妖猫の寿命は40年前後…私は15歳、パパは36歳。もう寄生してられないから働くしかなくて…私自身どうしたらいいかわからなくて…」

「貴様は父親の死と共に自らの死を望むのか?」

「そういう訳じゃないです…私はまだ生きてたい、そしてゲーム技術の進化を私の目と指で確かめたいの…」

「そうか、ならこのアルカナード邸で働け」

「えっ…?」

「理由はどうあれ貴様は我の元に面接を受けに来た、そして採用だと我が言ってるのだ」


 私は驚いた。

まさか私が人生初の面接に即日採用だなんて。

でも、ここで働かなければ本格的に人生…いや、妖猫だからニャン生が詰む事になり兼ねない。


「…わかりました、ご厚意に感謝しこの屋敷で働かせて頂きます」

私は、ヴァンパイアの部下になる事を決意した。

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