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妖精使いは人質にされるのが大嫌い

 私はヴァンパイアの館の面接に来た、すると何故か集団面接の集団の1人が魔王の使いでヴァンパイアが魔王軍に勧誘され始めた。ヴァンパイアはそれを断り、ヴァンパイアの側近と魔王の使いの戦闘が始まった。

大まかに説明するとこんなところである。


「ロロギア・チョウソカベ、貴方は参謀だと魔王様から聞いていたけれど…戦えるのかしら?」

「ナメるなよ」


 ロロギアと呼ばれたヴァンパイアの側近は刀を抜刀する。

と、同時に視覚できる程の高密度な斬れ味を帯びた衝撃波が魔王の使いに襲いかかる。


「…へぇ」

魔王の使いはそれを容易く回避する。


「もう少し賢いと思ってたけど…貴方は初手からそんな大胆な技を見せるタイプなのかしら?」

魔王の使いは挑発する。

「足下を見てみな」

ロロギアはそう言う。

「氷…?なるほどね、フットワークを封じてきたのね」

衝撃波に込められた魔法、氷の魔法は衝撃波が通過した周囲を凍らせるもの。

狭いこの部屋においては部屋全体を凍てつかせるのには充分だった。

…それにしても、寒い。


「足場が悪く私は大技は発動できない…長距離の移動もできない…流石参謀ね、しかも魔法剣士っていい筋してるじゃないの。魔王様が目を付ける筈だわ」

「アル様の前で出し惜しみして恥をかく訳にもいかないからな、すまないが決めさせてもらう」

ロロギアは刀を再度鞘に収め居合の構えを取る。


「ふふ…アポート!」

魔王の使いはそう叫ぶと人質を自分の目の前へと瞬間移動させる。

人質…って私じゃん。

魔王の使いは私の両肩を拘束する。


「貴様…ッ!」

ロロギアの動きが止まる。

「驚いたかしら?私は中級魔法使い、この位は容易いのよ、そのまま消し炭になりなさい」

魔王の使いの目の前に紋章が現れる。

マナの推移から察するにこの技は中等の雷系魔法、速度と火力に優れた瞬殺の奥義だ。


「はぁ…仕方ないわね、人質とかにされるの、ホントに大嫌いなの」

私はそう呟いて魔王の使いの足を思い切り踏む。

私のハイヒールが彼女の足に食い込む。


「…ッ!」

魔王の使いは私の拘束を解く。

と同時に、紋章が崩れる。


「悪いけど、私を人質に取った事、後悔してね」

私は上等妖精召喚術を発動した。

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