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妖猫サーシャの憂鬱

「見ろよ、ヴァンパイアの館の求人が出てるぜ」

…私のパパはいつもお節介だ。

私は万年無職引きこもり、極めてマスターニートになる予定の妖猫。

一応妖精召喚が使えるけど勇者に肩入れするつもりも魔王の軍隊に入るつもりもなし、ハイスペックなニートでいたいのだ。


「しかもこの主の兄ちゃん…中々イケメンだぜ?どうだサーシャよ、ここで働かねえか?」

「イケメンとか興味ないから、私はテレビゲームがあればそれでいいし」

と、片手間に話しながらも新作のテレビゲームを絶賛プレイ中、私は冒険の最中なのだ。

「でもよ…母ちゃんも死んじまって、俺もそんなに先が長い訳でもねぇ。妖猫の寿命が40年前後しかないのはお前も知ってるだろ?」

「はぁ…」

私は一呼吸起きゲームのデータをセーブしてから立ち上がる。

「じゃあそこの面接だけ受けてあげる、落ちたら一生就活もバイトもしないんだからね」

無論、受かるつもりなんて無いが。


「やる気が出たか!パパは嬉しいぞ」

そう言うとパパは右腕を目に当て泣き出す。

「大袈裟ね…たかが就活でしょ?ちゃちゃっと落ちて帰ってくるからパパはニートを養う覚悟をしといてよね」

私は至ってシンプルに、自分の気持ちを伝えた。

これから先私を待ち受ける運命さえ知らずに…。

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