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第百七十九話 カレー味のうんこの作り方 その3

前回までのあらすじ:苦心の末、遂に全人類の宿願だった伝説のメニュー・カレー味のうんこを文字通り生み出すことに成功した砂浜太郎だったが、この程度の料理では並み居る強豪たちに勝ち抜き、「究極のシェフは美○しんぼパパ最大BLUE美食トーナメント」で優勝することなど到底できないぃっ!しかしそこはさすが歴戦の勇者。彼は近くの観客が飲んでいたタピオカミルクティーを突如ひったくると、黒光りするタピオカのみをつまみ出し、何と一個ずつ丹念に自分の尿○口に挿入したのであったっ!

「な、なにを考えとるんだスナハマは!? 公衆の面前で脱糞するだけでは飽き足らず、尿○口オ○ニーとな!?」「いかん、尿○への異物挿入は尿路感染の危険性が高いぞ! 即刻辞めさせろ!」「おげええええええーっ!」観客たちが潮騒の如くざわめき出したが、スカトール審査員長だけはすまし顔で「ほぅ……あやつ、見かけによらず中々やりよるのう」と呟いた。「審査員長殿、何かわかったのですか!?」「何という天才的才能の持ち主じゃ、あやつは……否、悪魔的才能というべきか……」衝撃のあまり失禁したのか、彼の座席から尿臭が立ち上る!「審査員長殿、着替えを……」「うろたえるな、彼奴はデザートを用意しておるだけじゃ。さて、皆の衆に問うが、お主ら、自分の彼女がフェラ○オを拒んだ時、如何する?」「うーむ、無理矢理するとか……」「馬鹿者、それではイラ○チオになってしまうじゃろうが! 彼はその人類最大の難題を、タピオカを用いることで克服しよった! つまり『これをしゃぶるとタピオカザー◯ンっていう、世にも珍しい飲み物が出て来るよ。さあ、お舐め!』と言葉巧みにそそのかすことによってな!」「おお、なんという斬新な新メニュー!」「ブラボー! ハラショー! コマンタレプー!」


『だからあああああちがっ!』


 血を吐くような俺の叫びは相変わらず世の中に完全に無視された。


「っていうか、座薬ってどういうことですか!?」


 記憶の中の俺は、高峰という猪頭の女性に問いかけた。それは今の俺も聞きたかった。


「なんや忘れてしもたんかいな太郎、OBSの緊急発進時には必要不可欠やろうが。ケツメドにブスッと突っ込んで、下痢便と腸内ガスの噴出力でお空に飛び立つんやで」


「そ、そうでしたっけ」


 廊下を歩きながら俺自身が曖昧に答える。それを感じている憑依霊の如き俺も、ほぼ同意見だった。


 まだ薄っすらとしか記憶が戻ってこず、全てが妙にまどろっこしかった。


「じゃあ、外に出るぞい!」


「さぶううううっ!」


 階段を下り切ったところにある玄関のドアを開けると、外は一面の銀世界が広がっていた。


 水晶のつぶての如きブリザードがところかまわず吹き荒れ、横殴りの雪が、家の横の木や、駐車場の車や、家の周囲の塀やその他諸々に容赦なく吹き溜まりを作り上げる。


 こんな大雪では、戦闘どころか駅前にたどり着くのも一苦労だと思われるが……


「というわけで太郎、ぼさっとしとらんと早よ脱がんかい!」


「えっ、ちょ、ちょっと覚悟が……」


「まどろっこしいやっちゃな。花音ちゃん、手伝ってやりいな!」


「アラホラサッサー! パパ、クロスアウッ!」


「きゃあああああああっ!」


 絶対零度もかくやというあまりの寒さに服を脱ぐのを躊躇していた俺に幼女が飛びかかり、賽の河原の奪衣婆のごとくビリビリと衣服を強引に剥ぎ取っていった。

またもや話があまり進まず申し訳ありません!

次回はすいませんが四週間後になるかと思います。では、また。

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