金の星 ~物語上の地図と登場人物~
第二章の前に、背景となる地図と、主な登場人物を載せておきます。
地名、人物名が非常に混乱しやすいので、その都度、参考にしていただければと思います。
登場人物は物語の進行具合で書き加えるかもしれません。
地図は実際のペルー周辺の地図をもとにしています。この地図の下の部分を省略していますが、ボリビア、チリ南端近くまでタワンティン・スーユの領土は続いています。
なお、主人公の名前の呼び方をより原語に近い発音に変えました。
クリ・クイリョル→コリ・コイリュル
―― タワンティン・スーユ(インカ帝国) 版図 ――
※カラー部分がタワンティン・スーユ勢力圏
アルファベット表記と黒線は現在の国名および国境線
(主な登場人物)
*クイ(コリ・コイリュル)
金の髪、薄蒼の瞳、白い肌の少女。
他と異なった容姿のため、隠すようにして育てられた皇女
*クッシリュ
クイの幼馴染。軍人の父に憧れて、自らも軍人となる。
*パパリャ
クイの預けられていた屋敷の飯炊き娘
クイの親友
*ワイナ・カパック(サパ・インカ)
ときの皇帝
首都クスコを留守にして、生まれ故郷の北方を好み、拠点としている。
*ニナン・クヨチ
ワイナ・カパックの正室の皇子
次期皇帝と目される。皇帝に従い、北方に居を構えている。
*アタワルパ
ワイナ・カパックの皇子。ニナン・クヨチの異母弟
皇帝に従い、北方で他民族の反乱を治める役目を担う、有能な軍人。
*ワスカル
ワイナ・カパックの皇子。ニナン・クヨチ、アタワルパの異母弟
クスコ生まれのクスコ育ち。内向的で臆病だが、父や兄たちに反抗心を持つ。
*アトック
クスコ(ワスカル軍)の将軍
*チャルコチマ
*キスキス
*ルミニャウイ
*ウクマリ
北方(アタワルパ軍)の将軍
*フランシスコ・ピサロ
北方海岸に上陸したスペイン征服者たちの総督
*エルナンド・ピサロ
総督ピサロの弟
*エルナンド・デ・ソト
ピサロの部下
*バルベルデ
スペイン人宣教師