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レベリングとは?でござる!

【魔法使い戦隊視点】


 レベリングってなんでしたっけ?

 ワタクシの目の前では、風の極大魔法で強化された炎の極大魔法をくらったにも関わらずまるで弄ばれてるかのように水の極大魔法で消化され、原型が綺麗なまま感電死させられたウェアウルフたちの死体が積み上がっていますの。

 あれだけ集まったウェアウルフを倒すのにAランク冒険者たちが沢山駆り出されると聞きますのに、ゴブリンメイジのコウタロウ様1人で、全滅させてしまいましたのよ。

 それをワタクシたちにも求めますの。

 もう一回言いますわ。

 レベリングってなんでしたっけ?

 そう思ったのはワタクシだけでなく、パーティメンバーもですの。

 だって、最初の方は狙っても全然当たらなかった魔法の精度もみるみる上昇して、落とし穴に嵌っていない状態でも当てれるどころか初級魔法使いだったワタクシたちが中級魔法使いに手が届きそうになっていますもの。

 ほんと、レベリングってなんでしたっけ?

 もっと過酷で辛いものじゃなかったでしたっけ?

 それにあの幼女のミニモルが叱咤激励されて、ワタクシたちにバフを使うようになってからは、中級以上の魔法が打ててますの。

 レベリングってなんでしたっけ?


【フォレストガールズ視点】


 魔の森に拠点を作るだなんて、無茶だと思ってたんだけどねぇ。

 あんな一瞬で、土魔法が砦を作るのを見ると簡単なんじゃ無いかと思えてきたよ。

 というかアタイたちのレベル上げまで……コウタロウ様にかかれば……魔物たちの方が可哀想になるこんな気持ちを狩人であるアタイが抱くなんてねぇ。

 簡単に作られた櫓の上にいるアタイたちは顔を見合わせて、そう思っていた。

 もうやめてあげてくれないかな……と。

 アタイたちが数人がかりでようやく倒せるかも知れないレッドボアの死体も次々と積み上がっている。

 それもアタイたちの手で。

 この1日で、どれだけ弓のレベルが上昇したのだろうか。

 それよりも驚くべきは、コウタロウ様が棒手裏剣と名付ける武器を軽々と投げて、次々とキングホークを落としているゴブリンたちだ。

 ゴブリンって最弱モンスターだったはず……コウタロウ様もゴブリンだったっけ?

 うん……きっとゴブリンはGランクじゃなくて、SSSランクだったんだねぇ。


【ミニモル視点】


 コウタロウ様に幼女って言われちゃったよぉ〜。

 美味しいご飯にあったかいお風呂失いたく無いよぉ〜。

 役に立つとこ見せなきゃ!


「パワー」


 ふっふっふ〜。

 皆んなにこき使われるから仕事を早く終わらせようと身体強化魔法ばっかり覚えたんだもんね〜。

 あ!

 コウタロウ様が頭ナデナデしてくれた〜。

 嬉しいよぉ〜。

 パパって呼んでもいいよね?

 だめかなぁ?

 呼んでみてだめそうならやめれば良いよね〜。


「パパのゴツゴツした御手手、気持ち良い」


 うん、怒られなかった。

 大丈夫!

 これで私のあったかいお風呂と美味しいご飯は守られた。


「幼女よ。魔法も強化できるでござるか?」


「パパ。私幼女って名前じゃないよ。ミニモルって言うのよ」


「これは失礼したでござる。ミニモルよ。魔法は強化できるでござるか?」


 うーん。

 身体強化の応用で、狩人さんたちに力強化はかけれたけど。

 ムムム。

 魔法強化なんてしたことないし〜。

 でもできないって言ったらきっと追い出されちゃう。

 せっかく手に入れた必要最低限の生活を失いたく無いよぉ〜。

 考えるのよ私。

 身体強化の応用で、強化魔法ができたんだから、魔法の威力を強めるイメージでやればきっとできる!


「マジックパワー」


 うん。

 きっとシンプルがベスト!

 ふっふっふ〜。

 私はやればできる子なのだ!


「その調子で、イメージを膨らませるでござるよ」


 な!?

 できないのが分かってたのに怒らないなんて初めてなのだ。

 今まで、奴隷のように使われてた家では……役立たず……ウチは魔法の名門なのよ……やーい、補助魔法しか使えない役立たず〜……あ、それですらまともに使えなかったんだったね……この面汚しが!

 なんて、酷い言葉を家族からぶつけられて屋根裏の小さい空間が私の家だった……誰にも褒めてもらえなかった……でも私の新しいパパは違うみたい。

 エヘヘ〜……褒められるの嬉しい……もっともっと補助魔法のイメージを膨らませよっと。

 武闘家のお姉さんが危ない。

 えーっと、防御…防御!


「ディフェンス」


「嬢ちゃん、助かったぜ。オラオラオラ、猪如きが舐めてんじゃねぇぞ!アタイの活躍は見てくれたかいコウタロウ。アタイの心が燃えてるんだ。ここにアンタの子種を」


 心が燃える?

 子種?

 うーん、心が燃えてるなら冷まさないとだよね。


「クール!」


「コウタロウ。アタイはどうかしてたみたいだ。さっきの言葉は忘れてくれ」


 パパが頭を撫でてくれた〜。

 これで合ってたみたい。

 あ!

 タマちゃんが疲れてそう。

 疲れが吹き飛ぶイメージ…イメージ。


「リフレッシュ!」


「身体が軽くなったニャン〜。ミニモル、ありがとうニャンね〜」


 エヘヘ〜。

 タマちゃん、後で撫でさせてくれるかなぁ。

 あ!

 ピーちゃん。

 ほんとは、ピィちゃんだけど私はピーちゃんって呼んでる。

 子供同士、仲が良いんだよ〜。


「ミニモルのことは僕が守るでしゅ〜」


 こんな小さいのに、私のナイトなんだよ〜。

 なんか、どんどん想像力が豊かになってる気がするんだ〜。

 パパに拾われて、本当に良かった〜。

 ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

 少しでも楽しい・面白い・続きが見たいと思って頂けましたら、下にある⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎から評価してくださいますと執筆活動の励みとなります。

 第96話は、2月27日の金曜日のお昼の12時を予定しています。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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