新たな村人は魔王でござる!?
【風魔光太郎視点】
またこの匂い…拙者の理性を狂わせていく匂い…マリアンヌの奴め…ウンディーネさんにあれだけ叱られたのに、懲りていないようでござるな。
「フフフ。ほら、見て魔王ちゃ…ゴホン…マオちゃん、あの聳り立つ凶暴なキノコを持つゴブリンがコウタロウ様よ〜」
くっ…理性が効かないからとまた女を連れてきて…クソッ…ゴブリンの本能が拙者に雌を犯せと…平常心で抗わなければ…。
「あの薬を使ったからね。もう少ししたらコウタロウ様は、獣のようにマオちゃんのことを犯し尽くして、妻の1人に迎え入れてくれるわ。そしたら、マオちゃんの身の安全は保証されたも同然よ〜」
漆黒のフードに…漆黒のマント…表情は全く読めぬが拙者に対して恐れ慄いているのは、感じ取れるでござる。
さては、マリアンヌの奴め…騙して幼気な少女を拉致してきたでござるか…ハーレム計画とやらのために…まずいでござるよ…だんだんと理性が溶けて。
「うぅ。凄く、凄く痛かったよ〜」
交尾が終わり、隣で泣く幼気な少女の声で拙者は理性を取り戻した。
「痛かったでござろう…本当に申し訳ない…この責任は取らせてもらうでござるよ」
「ホント!パパみたいに強くて男らしくて素敵!ヤッター!マリアンヌちゃん、ここに連れてきてくれて本当にありがと〜」
この幼気な少女も打算的でござるか!?
まんまと責任を取ると言わされてしまった感があるでござるよ。
「マオちゃんのためなら当然よ〜」
マリアンヌよ…お主は絶対に許さぬでござる。
「とんでもない気配がしたかと思ったら、向こうから来てくれるなんて、アタイはツイテルねぇ。魔王さんよぉ〜」
サラマンダーさんは、何を言ってるでござるか。
魔王なんて、何処に…この幼気な少女が!?
「ひぃっ。炎の精霊!?私に手を出して良いんですか!?私に手を出すとコウタロウ様が黙ってないですよ。さぁ、妻が命じます。やっておしまいなさい!」
いや、拙者が何故サラマンダーさんと戦わなければならぬでござるか…まぁこの幼気な少女には悪いでござるが打算的であったならこれぐらいは許して欲しいでござる。
「イッターイ!コウタロウ様が私に暴力を振ったよ〜。聞いてた話と違うよ〜マリアンヌちゃーん」
「おーヨシヨシ。マオちゃん。炎の精霊様は何か勘違いをしているのではなくて!この方は当代魔王ですけど…まだ何もしておりませんことよ。全ては、バフォメットが勝手にやったこと」
「おいおい、その言い訳は無しだね。部下の躾は上司の責任。魔王になったのなら倒される覚悟があるってことさ。ということで、地獄に落ちな!ブレイズメテオ!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。まだ死にたくないよ〜誰か助けて〜シクシク」
やれやれ、なんだか本当に魔王なのかってぐらい頼りないでござるな。
「火遁『炎盾』の術でござる!」
「コウタロウ様!?魔王を庇うなど何を考えておられるのです!アタイの炎で、地獄送りに」
「やめるでござる!その、言いにくいのでござるが魔王は拙者の妻の1人になったでござるよ」
「……はぁぁぁ!!!????」
サラマンダーさんがそういう反応になるのも無理はないでござるよ。
「だからその命を取るのだけは勘弁してやってほしいでござる!」
「ダーリンってば、私のこと好きすぎでしょ。私もダーリンのこと大好き〜好き好き〜。でもダーリンのはすっごく大きくて痛いからぁ挿れるのはダメ…でもでも〜アレをしないと赤ちゃんができないから今度は優しくお願いするねダーリン」
ロリが顔を赤らめてそんな卑猥なことを言うなでござる!
というか初対面の時とえらい違いでござる。
なんか怯え、恐れみたいなのが全く無くなって、というかギャルみたいな感じでござるな。
「そういうことだから炎の精霊様は、私とダーリンの愛の巣窟を邪魔しないでよね!」
「私は絶対に認めんぞ!魔王、貴様何を企んでいる!コウタロウ様を色仕掛けで籠絡するなど。私の目の黒いうちは、見逃さんからな!覚えていろ!」
「あっかんべ〜だ。ダーリンがカッコよくて、ここキュンキュンって疼いちゃったよ〜。この後、一発どうですかぁ?」
このメスガキは、何を言ってるでござるか?
陽の高いうちは、拙者には村を守るという使命があるでござるよ。
「あ!ダメよマオちゃん。コウタロウ様は、お昼はこの村を守るための使命でお忙しいのだから。こちらで、マオちゃんの面倒を見ておきますので」
マリアンヌ…お主良いようにウンディーネさんたちから逃げたでござるな。
「あ!コウタロウ様ぁ。一つお聞きしたいことがあるのですが…私のナイトメアトレントちゃん知りませんよね?」
急に真面目になったかと覚えば、ナイトメアトレント?
「ふむ」
「紫色したおっきな木なんですが勇者の牽制のために森に派遣したんですが」
「あぁ!あの木でござるか!跡形もなく燃やし尽くしたでござるな」
「ほえ!?そ、そうなんですねぇ。いやいや、それなら何も問題は無いです。変なことをお聞きしてす、すいませんでしたぁ」
大事な存在だったようでござるな。
仕方ない、拙者が後でこっそりと復活させてやるでござるよ。
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