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精霊揃い踏みでござる!

【風魔光太郎視点】


 ウンディーネさんと違ってやたらと好戦的な精霊でござるな。


「ハリケーンウインド!」


 まぁ、この風が村々に直撃すれば台風のような天災に繋がるでござるが、拙者にかかればこのようなもの一瞬で打ち消してやるでござるよ。


「風遁『風割き』の術でござる!」


 文字通り風を割って、消滅してやったでござる。

 これで、諦め…無いでござるか…やれやれ仕方ないでござるな。


「ハリケーン・ザ・トリプル!」


 ほほぉ、要は台風を1号から3号まで、一瞬で発生させたってことでござろう。

 そんなもの、同程度の風を当ててやれば霧散できるでござるよ。


「風遁『風起こし3連』の術でござる!」


 何を驚いているでござる?

 台風の中心に向かって同程度ぐらいの風をぶつけただけでござるよ。

 あっ、勢いが強すぎたでござるか…風に流されて風の精霊であろう存在が吹き飛んでしまったでござる。


「はーい!そこまで!」


 ふぅ〜、ようやくウンディーネさんが失神から立ち直ってくれたようでござる。

 というか失神するまでだき潰す拙者の暴れん坊が悪いのでござるが。


「ジン、貴方いきなり何してるの?」


 どうやら風の精霊の名前はジンというらしいでござる。

 俺を守るように目の前にウンディーネさんが立ったことに驚きを隠せないジンさん。

 申し訳ないでござるがジンさん。

 ウンディーネさんは、既に拙者の女でござる。

 一度、言ってみたかった台詞でござる。

 何やらゴニョゴニョとジンさんと大地の精霊さんっぽい人に何やら説明しているウンディーネさん。


「知らなかったとはいえ、妾は何と畏れ多いことを女神様の使者に対して、してしまったのじゃ。この通り、この通りじゃ。許してくれたもれ!」


「そんなジンさんが頭を擦り付けないでもこちらに被害は無かったから全然良いでござるよ」


「何と慈悲深い御方じゃ。良し、妾は決めたぞえ。そちに風の加護を授けるぞえ。次の中から選ぶが良いぞえ。転移・風魔法・妾の愛。勿論、そちの答えは決まっているであろう。妾はもうそちの」


 何か既視感が…拙者は騙されないでござるよ。


「転移でお願いするでござるよ!」


「な、な、何じゃとぉぉぉぉ!?転移など低能な力、女神様の使者であるそちに必要なかろう!選び直すのじゃ、さぁ妾の愛を」


 フッフッフ、拙者もうその手には乗らぬと決めているでござる。


「じゃあ、風魔法にするでござる」


「それこそあのような普通の風魔法を極大クラスで放てるそちに必要なかろう!風魔法を選ばれるぐらいなら仕方あるまい、転移で本当に良いのじゃな?」


 やっと諦めてくれたでござる。


「良いでござる」


 こうして、拙者は風の精霊ジンさんから風の加護として、自由自在に転移できるようにしてもらったでござる。

 そして、もう1人は。


「ひぃっ。別に私は、ジンちゃんのことけしかけてないもん。初めから只者じゃないってわかってたもん。女神様の使徒様の靴舐めでも愛人でもセフレでもエッチなお願いでも何でもするから許して」


 何というかこれまた四つのうちの三つが下半身関連という倫理観が欠如してそうな内容でござるな。


「その、お主が大地の精霊で良いのでござるか?」


「ひ、ひど〜い!これでも、長年大地の精霊として、この地を守ってきた功労者なんだからね!プンプンだよ」


 いや拙者の言い方が悪かった…ただ名前を聞きたかっただけでござる。


「ノーム、何女神の使徒様を困らせとるんじゃ。それにお前さんは妾を消しかけさせていたであろうが!」


「ひど〜いジンちゃんが誤解しただけだよ〜。私は、流し目で助けてなんてアピールしてないし。このゴブリンなんてやっつけちゃえなんて思ってないもん」


 全部、自分で話してくれてるあたり嘘がつけない正直者なのでござろう。


「やっぱり妾のことを煽ってたのではないか!」


「な、何でバレたし!?ち、違うもん騙されるジンちゃんが悪いんだもん」


 この2人のやり取りを見る限り、振り回されるジンさんと振り回すノームさんの関係なのでござろう。

 こうやってチャチャを入れ合う程度には仲が良いようでござるから。


「本当、私は全て知ってたもん。だから…ね。私もゴブリンさんに大地の加護あげるから許して」


「まぁ、貰えるものは有り難くもらうでござるが」


「ヤッター。じゃあ、次から選んでね。ノームの愛・大地の愛・精霊の愛、どれが良い?」


 ほほぉ…これは中々考えたな。

 しかし、その手は拙者には通じぬでござるよ。


「では、土魔法で」


「ん?そんな選択肢ないよ〜。ほらほら選んで選んで」


「この馬鹿者が!そちの加護は、農作業・土魔法・ノームの愛であろうが!」


「ち、違うもん!ノームの愛・大地の愛・精霊の愛だもん!」


「いつから変わったんじゃ?」


「いつからだったかなぁ。私わかんなーい」


「農作業とか素敵でござる!1番欲しかった加護でござるよ!」


「えっ!?ホント!嬉しい、じゃあ農作業の力を授けるね〜」


 正直者は扱いやすくて良いでござるよ。


「うわーん、せっかく女神の使徒様の女になる計画だったのに〜失敗しちゃったよぉ〜」


 後から泣き叫んでも遅いでござる。

 ウンディーネさんから施せる加護は一つまでと聞いているでござるからな。


「ふわぁ〜良く寝たぜ!それにしても良い炎だな。ビンビンに熱さが伝わってきて、アタイの力が完全に戻ったぜ。って、ゴブリン!?さっそくアタイの炎で燃やし尽くしてやるぜ!」


 何か最後の精霊は拙者が何もしてないでござるが元に戻ったようでござるな。

 というか、何故拙者に高熱の何かが飛んでくるでござるか…やれやれどうやら炎の精霊とやらも好戦的な性格のようでござる。

 ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

 少しでも楽しい・面白い・続きが見たいと思って頂けましたら、下にある⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎から評価してくださいますと執筆活動の励みとなります。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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