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猫とミミズの追いかけっこでござる!

【タマ視点】


 ふわぁ〜。

 幸せニャンね〜。

 毎日、御主人様の美味しいご飯に、あったかいお風呂、ぬくぬくの布団、多少汚れてもスラキチが直ぐに綺麗にしてくれるニャンし。

 何か事件ニャンて起こるわけもない平和ニャンね〜。

 ドカーン。

 何ニャ!?

 今の爆発音は、クラッシュの居る方ニャンね!

 何かあったニャンか?


「何でドラゴンが居るニャン!?しかも、火山付近にしか生息して無いはずの人喰い火龍ニャンよ!あっちには、御主人様の大事な子供が沢山いるニャン!タマが行くまで、無事に居るニャンよ〜」


「タマ、直ぐにクラッシュの援護に向かうぞ!」


 相変わらず先輩遣いの荒いマミィニャンね。

 でも、そんなこと言われなくてもわかってるニャン。


「キシャァァァァァ」


 マミィの進行方向を塞ぐように現れたのは、エンシェントオウルニャンか!?

 マミィの種族であるキングホークが空の王者なら、エンシェントオウルは、空の帝王と称される風の申し子の1匹ニャンよ!

 何で、そんなのが魔の森に居るのにゃ?

 魔王ですら制御できなかったと言われてる最強種ニャンよ。


「くっ。タマ、お前だけでもクラッシュの援護に向かえ!」


「わかったニャンよ」


 それが最善ニャン。

 タマが戻るまで、死んだらダメニャンよマミィ。


「ギシャァァァァァ」


 な、そんな馬鹿にゃ!?

 こんな大物が土の中に潜んでいて、タマが気配を感じられないはずがないニャン。

 大地と同化してるとかいう大地の精霊様でもない限り、あり得ない事ニャン!?


「チッ。タマも足止めされたか。これでは、主様に助けを求めに行く事すらできぬか」


 冷静に分析してる場合じゃないニャンよマミィ!

 クラッシュの方は人喰い火龍、タマもマミィも足止めされてる今、御主人様の子が大変ニャン!

 あの性悪女が御主人様を利用して、行ったハーレム計画とやらの後遺症を完全に洗い流すためウンディーネ様が今一肌脱いでるところニャン。

 こんな事ならタマがもっと目を光らせて、あの計画を潰しておくべきだったニャン。

 絶対にあの性悪女は、後で喰らってやるニャン。

 御主人様の幸せのためならと黙認してたタマも悪いけど……御主人様ハーレム計画が媚薬漬けにして最終的にエッチの事しか考えられにゃくにゃる危ないものだったニャンて、絶対にあの性悪女は許さないニャン。

 それが成功してたらタマの美味しいご飯が無くなってたニャンよ〜!


「タマ!なんとかして、そいつを回避して主様に助けを求められないか?」


「今やってるけど、無理ニャンね」


 アースワームは目に付いたものをずっと追いかける習性があるニャン。

 逃げようとしてもずっとずっと追いかけてくるニャン。


「食べ過ぎで太ったからではないか?」


 マミィ、余計なお世話ニャンよ。

 確かに食べ過ぎちゃう時はあるニャンけど……太ってはないニャン……この美しいフォルムを見るニャン……いつの間にこんなに贅肉が付いたニャンか!?


「ハァ。脂肪を落とす訓練だと思って、せいぜい逃げ回るんだな」


 ぐぬぬ、これがグゥの音も出ないって奴ニャンね。


「グラァァァァァァ」


 局地的に大きな揺れを起こす土魔法ニャンね。

 猫ジャンプを舐めるにゃ。

 重いにゃ。

 すごく身体が重いにゃ。

 避けるので精一杯ニャンね。


「グラァァァァァァァァァァァァァァ」


 ちょっと待つニャン!?

 流石に、さっきより広範囲の局地的大きな揺れ魔法は聞いてないニャン!


「ハッ。ハッ。ハッ。ハッ」


 めちゃくちゃ、重い身体に鞭打って、頑張って回避したニャン。

 そっちのエンシェントオウルが影響受けないからって、タマを狙い撃ちするにゃんて酷いニャンよ!

 ご、御主人様が来てくれたにゃん!

 嘘ニャンよね?

 この脳筋土揺らしを御主人様の元まで、引き込むなんて、もう追いかけっこは懲り懲りにゃんよーーーーーーー。


「ハァ。ハァ。ハァ。ハァ」


 疲れたニャン。

 でも、やり遂げたにゃん。


「遅い!遅すぎるぞタマ!」


 マミィ、今ぐらいは褒めてくれてもバチは当たらないと思うにゃん。

 あの脳筋土揺らしさんが他に目移りしないようにここまで誘導するのは大変だったにゃにょに。


「よくやったでござるよ。タマには、ヘルシー料理を振る舞ってやるでござる」


 あ、結構です!

 タマは、貫禄ある家猫として、ぶくぶくと太ることを決めたニャン。

 えっ、いざという時動けなくて、良いのかニャンか?

 よくないにゃんよ!

 やってやるニャン!

 タマはダイエットするにゃん!

 スリムで貫禄ある家猫を目指すにゃん!


「風遁『風酔い』の術でござる!」


 御主人様の技を受けたエンシェントオウルがまるで、酔っぱらってるオッサンのようにしゃっくりをしながら落ちてきたニャン!?

 一瞬で、倒しちゃうなんて、流石タマの認めた御主人様にゃんよ。


「土遁『土流し』の術でござる!」


 御主人様の技を受けたアースワームもさっきより何だか少し落ち着いた気がするニャン。

 うーん、やっぱりこのアースワームは、何だかちょっとおかしいにゃん。

 何というか魔力みたいなのがアースワームにしては異常にゃ。

 これは、大地の精霊様と同等ぐらいにゃ。


「ほほぉ。これは酔い。妾を酔わせて何をするつもりじゃお主?」


「あわわわわわ。ジンちゃん、呪いの魔力で操られていた私たちを助けてくれたのにそんな言い方、ダメだよ。助けていただき。ありがとうございます………ええええゴブリン!?ど、ど、ど、どうしようジンちゃーん」


「ええい、妾に引っ付くでないノーム」


 うん、大地の精霊様と風の精霊様だったにゃん。

 それにしても水の精霊様のことも御主人様が戻したって聞いてたニャンけど、こういうことだったニャンね。

 まぁ、これでこっちは一見落着ニャンよね?

 ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

 少しでも楽しい・面白い・続きが見たいと思って頂けましたら、下にある⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎から評価してくださいますと執筆活動の励みとなります。

 第103話は、3月16日の月曜日のお昼の12時を予定しています。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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