プロローグ
私はこれまで、人類の危機を見てきた。
それは、人類史上壮絶な大規模戦闘であり、その勝利は、1人の少女が偉大な功績を上げている他ならない。
敵性異星種族との戦いはこの記録よりもはるかに壮絶かつ過酷であった。
しかし、この戦いには人類飛躍に欠かせない技術が生まれた。
もし、その技術が無ければ、私はこの記録を残すことはできなかっただろう。
私も一介の軍人として参加している。
配属された部署は通信課のオペレーターだが、彼女とはよく会話をしていた。
彼女はまだ18歳の少女で、学業に専念してもいいくらいの年頃だ。
しかし、「木星の落涙」と呼ばれる異星種族襲撃事件でただ一人の生存者でもある彼女は、殲滅するまで決して涙を見せなかった。
友を殺され、居場所を壊された彼女は、1つ残らず敵を殲滅しつくすまで戦い続けていた。
私も出雲級戦闘艦に配属されるまでは、両親共々宇宙海賊に囚われていたが、彼女との接触をきっかけに私は軍に志願した。
私は幼いころからあこがれていた戦闘艦オペレーターに志願し、彼女とは先輩後輩の間柄になった。
彼女は言った。
「私は、未来が見えるかもしれない」と。
その発言は耳を疑うが、後に革新的な技術取得に貢献することになった。
私たちは、彼女が挙げた偉大な功績を忘れてはならない。
私、和泉フェリーチェはここに記す。
これは、私たち地球連邦と敵性異星種族「エグニマ」との戦い、通称「エグニマ時空戦役」と呼ばれた闘いの記録である。
と言う事で、魔法少女なのにSF!? と、思った方もいますが、それでいいのです。
何故なら、今までの魔法少女には、未来系の作品が無かったから!!
そんな事で、始まりました「魔法少女ラジカルはるか」。
はたして、この作品は魔法少女の歴史に新たな1ページを刻めるのか?
自分のために、そして皆さんが驚くために、頑張っていきます!
よろしくお願いいたします。
by騎士誠一郎