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振られてから始まる恋愛  作者: 煙雨
2章 それぞれの関係
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16話 イギリスに到着

みなさま読んでいただきありがとうございます。

残り10数話で終わりです。

本日2話投稿します!


 台風の影響で高校が2週間休校。川が氾濫して学校が汚染されているらしい。そのため今年のクイズ大会が中止になった。休みになった1週間で、俺の母親とオリビアさんとソフィアさんとシャルロットと俺を含む5人でイギリスに行くことが決まった。そのため今日中にイギリスに向かうために荷物の整理をする。準備が終わり、シャルロット家に行きインターフォンを押す。


「大輔くん、こんばんは。明日からイギリスに行くことが決まりましたね! 日本では大輔くんに案内などしてもらったので、向こうでは私が案内しますね!」


「お願いします。後は俺が小さなことに遊んでいたところとか連れて行ってもらえると助かるよ」


「はい」


「じゃあお休み! また明日」


「おやすみなさい」


 部屋に戻ってすぐにグループチャットでシャルロットとイギリスへ行くことを報告する。優輝や伊藤は楽しんでと言う言葉をもらうと森本から電話がかかってくる。


「明日からイギリスに行くんだって? 楽しんでね。でも急だね」


「俺の記憶が戻るきっかけのためにイギリスへ行くってことが夏休みぐらいから決まってたんだよ。でもこんなに早く行くことになるとは思ってなかったよ」


「そうなんだ。シャルちゃんと楽しんできてね! 帰ってきたら話を聞かせてね」


「うん」


 明日は早いし早めに寝よう。イギリスに行くことが不安だけど、俺の記憶を取り戻すためにみんなが一緒にきてくれる。だからみんなの期待のため、そして俺のために記憶は取り戻したい。


 朝になると父親が車を出してくれて、俺たち全員で空港に向かう。空港で1時間ぐらい時間を潰すことになったので5人でご飯を食べた後、シャルロットと2人で空港を回る。展望デッキに行って飛行機を見ていると


「飛行機っていつみてもすごいですよね」


「そうだね。乗るのは10年ぶりぐらいだな」


「私は半年前に乗りましたよ!」


「いやいや。俺の話だよ」


 笑いながら話していると出発時刻まで後少しになった。そのため出発ロビーに向かい、飛行機に乗る。俺がリラックスしているところでソフィアさんが笑いながら


「だいすけくん飛行機怖くない?」


「大丈夫です。逆にワクワクしてます」


「そっか」


 みんなと特に話さずに飛行機が出発する。乗っている時間も長いので、俺以外の全員が寝てしまった。俺は席についているモニターで映画を見始め、2時間近くの映画を鑑賞した後に俺も就寝した。


 起きるとすでにイギリスについていた。空港を出てまずホテルに向かう。現地の人と最初に話した時はあまり話せなかったが、聞き取れてはいたので徐々に会話できるようになる。ホテルでチェックインしたので、次はシャルロット家に向かう。シャルロット家にはメイドさんや執事さんがいて驚いた。なんとアレスさんは1代限りの貴族だったらしい。シャルロットが貴族の娘ってことだから、身分が違いすぎると思った。


 シャルロット家にもついたので、ここからは自由行動になる。シャルロットにイギリスを案内してもらう約束だったのでロンドンに向かう。ロンドンに到着すると、本で読んでいた通りゴシックリバイバルそのままで棒立ちしてしまった。シャルロットにビック・ベンを案内してもらっているところで


「さっき家に着いた時、大輔くん変な事考えましたよね。私お嬢様とかじゃないですからね!」


「あの家を見たらお嬢様としか言いようがないよ」


「私がそう言っているのですからそうなんですよ!」


「う、うん」

 


 


 次の日はタワー・ブリッジとロンドン塔を紹介してもらった。案内されたところはどこもピンとこなかったけど、すごく楽しかった。回っているときに立ち寄ったスーパーでスコッチエッグを買って食べたけど少し辛みがあっておいしかった。イギリスはおいしい料理がないって聞いていたけど今日来た限りはどれもおいしかったので、噂は噂なんだなって思う。


「この二日間ありがとう。明日はどこに行く予定なの?」


「明日はですね。大輔くんとよく乗ったロンドン・アイに行こうと思ってるよ」


「そっか。楽しみにしてるよ。俺のためにここまで考えてくれてありがと」


「私がやりたいからやっているだけなので気にしないでください」


「でも本当にありがとう。バイバイ」


「また明日」


 ホテルに戻って、母親にロンドン・アイのことを聞く。


「俺ってよく観覧車に乗ってたの?」


「そうね。まあ観覧車も好きだったけどその近くにあるシー〇イフ水族館が好きだったわよ」


「そうなんだね。まあ楽しんでくるよ。お金とかいっぱいかかってるけど大丈夫?」


「大丈夫よ。貯金もいっぱいしてあったしね。それに私もイギリスにいた時のお友達とお話ししたかったから大輔のためだけじゃないのよ。後ね、これだけは覚えといて。大輔の記憶が戻っても戻らなくてもみんなはいつも通りの生活を送るだけなんだから気負っちゃダメよ」


「あぁ」


 次の日にシャルロットとロンドン・アイに乗った。すると頭が少し痛くなる。


「大輔くん大丈夫? 高いところダメ?」


「大丈夫だよ。少し頭が痛くなっただけ。寝不足かな?」


「それならいいけど」


 観覧車を降りて休憩をはさんでから水族館に入る。

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