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振られてから始まる恋愛  作者: 煙雨
2章 それぞれの関係
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12話 3人の告白

投稿が遅れてしまいすみません。忙しい時期が終わったので投稿を始めたいと思います。

ブックマークや評価をしてくれるとモチベーション向上になるのでしてくれると嬉しいです。


総合評価750ありがとうございます!


 昨日、森本が俺の事を気になっていると言ってくれたことが頭から離れない。頭から離れないまま高校に向かう。文化祭が始まるまでは生徒会の仕事が朝からあるので、シャルロットと一緒に登校ができない。すこし残念だけど気持ちの整理をする点ではいいと思う。


 高校に着くとすぐに生徒会室に入り、仕事を始める。文化祭で部門ごとに説明する資料の作ったので、楓先輩に添削をしてもらう。説明会が文化祭の前日なので、今日の放課後から説明練習に取り掛かることに決まった。


 クラスに着くとみんな文化祭の準備に取り掛かっていた。クラスで服を作る人に、俺の服の採寸をしてもらう。文化祭まで1週間ちょいなのでみんなラストスパートをかけていた。採寸をしてもらっているところで森本とシャルロットがメイド服を着ているところが目に入ってきた。二人ともすごくかわいい。


「森本にシャルロット似合ってるね」


「ありがとうございます。大輔くんの執事姿も期待してますよ!」


「うんうん。期待してる!」


「えーと。まあがんばるよ...」


 朝の準備が終わり、1限が始まる。1限は担任の授業なので俺がボーっとしていたら


「この学校特有の勉強クイズ大会があるから1学期の成績と2学期中間までの成績の上位3人と補欠2人を選出して出てもらう。1学年6クラスの計18クラスあるからベスト4のクラスには指定校推薦を自由に選ぶ枠が与えられる。優勝クラスで一番良い成績を残した奴には高校から奨学金を出す。お前ら頑張れよ」


 俺はその話を聞いて、がぜんと勉強のやる気が出た。指定校推薦には早慶や理〇大、marchがあるので俺はそこに入りたいと考えている。塾に行くお金はないし、一般受験をするためにも受験費用が掛かる。そのお金も実費なので指定校推薦を使い一発で決めたいと思っている。それに指定校推薦がもらえるということが確約されていたら、学校の勉強よりセンターや一般の勉強をして国立の推薦を受けるのもいいと考えていた。中間で本当にやばい成績を出さない限り出場することはできる。そんな考えをしていると森本が


「だいくん、頑張ろうね!」


「あぁ。本気で上位を取りに行こう」


 その後の授業も勉強クイズ大会のことを考えていて、授業の内容が頭に入ってこなかった。後で復習しよう...。


 放課後になり、まず生徒会室で説明練習をする。やはり最初の説明練習は言葉をよく噛んでしまい、紙を見ながらなので説明と言うより朗読になっていた。1時間おいてまた説明練習をした時は紙を見ることは減ったけど言葉はやはり噛んでしまった。今日の練習は終わったのでクラスに向かう。


 クラスに着くと俺の服ができていたらしく、試着させてもらう。試着する際にワックスをつけてこいと言われたのでワックスと服を借りて優輝とトイレに向かう。


「大輔もワックスを付けたらマジでイケメンだよな。モデルにスカウトされたのも納得だわ」


「いやいや。あの時は森本のついでみたいなもんだろ。でもファッションには心がけようとは思っているよ」


「完成。クラスに戻るか」


「おう」


 俺たちがクラスに戻るとクラスの女子たちが俺の事を凝視してくる。そんなに似合ってなかったか? そう考えているところで優輝が


「おまたせ。大輔イケメンになったろ!」


 とみんなに話しかけた。するとクラスの女子が隠れイケメンや森本とシャルロットが執事に推薦してくれてよかったなどの声が聞こえた。すると森本とシャルロットがメイド服で俺のところに来て


「「かっこいい...」」


「ありがとう。そう言ってもらえるとワックスをつけた意味があったよ」


 この服が窮屈でないかを確かめるために今日はずっと来ていなくてはいけないらしい。でもみんなから褒められたので着ていてもいいかなと思い、文化祭の準備に取り掛かる。俺がちょうど飲み物を買いにいって、クラスから席を外していた。クラスに戻るところで楓先輩と会う。


「いたいた! 大輔くん。説明資料の添削は終わったからこれで練習してね! その服に合ってるね。ワックスもつけて別人みたい」


「ありがとうございます。楓先輩も頑張ってください」


「うん」


 俺の事を冗談交じりに笑いながらほめつつ、俺たちのクラスから去っていった。なぜ先輩のことを下の名前で呼んでいるかと言うと、生徒会内で溝があってはいけないらしくて、全員が下の名前で呼ばなくてはいけないからだ。


 すると森本とシャルロットから下の名前で呼んでいることについて問い詰められたので3人で話すために場所を移動した。


「生徒会内はみんな下の名前で呼ばなくちゃいけないんだよ。それにはっきり言うね。俺は森本とシャルロットのことが恋愛感情として気になっているよ。でも今は選べないから。だから他の人に恋愛感情を持つことはないよ。本当に優柔不断でごめん。」


 俺がそう言うと森本が


「私は昨日言った通り、だいくんのこと気になってるから! それに今話してくれて、私にチャンスがあるってわかったからね」


 するとシャルロットも


「私も大輔くんのことを気になってます。結衣ちゃん後で二人で話そうね」


「うん」


 話が終わり、クラスに戻ると文化祭の準備が終わっていたので、1人で帰宅する。シャルロットは森本と話すと言っていた。


 二人とも俺の事を気になっていたんだな...。森本は俺に言ってくれたからわかってた。シャルロットの方もうすうす気づいていた。クリスマスまでには決めなくちゃだな。




読んでいただきありがとうございます。

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