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振られてから始まる恋愛  作者: 煙雨
1章 心情の変化
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11話 お互いの距離感

ブックマークや評価、感想などをもらえるとモチベーション向上になるのでお願いします。


今日は会話が中心です。



「私ね、告白されたときすごくうれしかったの。でも入学一ヶ月で告白されても、私の顔だけで告白されたのかなって思っちゃって振ったの。ごめんなさい。でもそれから一ノ瀬くんと話していくうちに、顔だけで選んでくれたわけじゃないんだなって思い始めて、話しかけるようになったの。その時から友達になろうと思ったんだけど、都合がよすぎるよね...」


「そうだったんだね。でもやっぱり振られた身としては、振られた子と話すのはすごく気まずいし、話すのもつらい。だけどここ一ヶ月間で森本と話して楽しいって思うときもあった。まだ心の整理とかで時間がかかるから、いったん距離を置いてまた一から始める感じでもいい?」


 俺はそう答えた。やっぱり振られた子と話すのはつらい。でもここ最近話していて楽しいとも思えていた。だから今は無理だけど、少しづつ入学当時の関係に戻れたらいいと思う。


「うん」


 話が終わった。帰りは森本とは帰らずに帰宅した。帰宅中にシャルロットが


「じゃあ大輔くんと結衣ちゃんはあまり話さないってこと?」


「まあそうなるね。俺の気持ちの問題だけど一ヶ月もしたらまた普通に話せるようになると思う。でも期末試験の勉強対策は俺か森本のどっちか抜きでやってほしい。」


「そっか...。じゃあ今回は勉強会は無しだね。4人でやっても気まずい雰囲気になるだけだし、みんなで勉強もしたいもん」


「そうだな。悪い」


「気にしないで。私があんなこと言わなければよかったんだもん。ちょっと寄りたいところがあるからバイバイ」


 そう話してシャルロットと別れた。その後は優輝と伊藤には勉強会がなくなったことを連絡して、家で勉強に入った。


 ここ一週間は、森本と学校ではあいさつ程度で済ませていた。森本は俺たちと話さないで一人で勉強をしているときもあれば、この前一緒に遊んだ女の子---石井柚たちと話しているときもあった。



「伊藤も森本のところに行かなくていいのか?」


 俺は尋ねると


「結衣はこの学校の中で一番の友達だよ。毎日連絡はするし、よく二人で遊ぶの。だけどシャルちゃんとはまだ結衣ほど仲がいいわけじゃないからいっぱい話しておきたいんだ!」


「そうなんだな」


「でも勉強会がなくなったのはいたいな。 あ、そうだ! シャルちゃんと結衣と3人で勉強でもしようかな?」


「私は良いですよ。少し結衣さんと話したいこともあったので」


「やった! 今から結衣にも言ってくるね。」


 そう言って森本のほうに走っていった。すると森本がこっちにやってきて


「シャルさん。3人のグループチャットを作っておくので、そこで今後のことを話すってことでもいいですか?」


「うん」


 そう話していたが、二人は少しギクシャクしていた。この間のことでみぞができたんだな。俺はそう思い悪いことをしたなと反省した。もっと早くこのことを話していれば...。そう考えていると森本と目が合った。でもすぐに森本は目をそらして石井さんの方に戻っていった。すると優輝が


「大輔。休日にでも二人でちょっと話さないか? 女子たちも遊ぶらしいし」


「待ってよ! 私たちは遊びじゃなくて勉強会。日本語わかる?」


 そう伊藤が話に割り込んできた。遊んだ時以来、伊藤と優輝のキョリが近くなったなと思っていた。すると


「は? お前俺の事バカにしてるの? 学年順位も100位以内に入れないやつが」


「人間性の意味でいってるんですー。それに勉強会で100位以内に入れるようにするの!」


 喧嘩してるし、勘違いかなって思い直していたら


「お前じゃ無理無理。でももし、俺に学年順位で勝てたら何でもゆうこと1つきいてやるよ!」


「いったね」


「ああ」


「シャルちゃんご飯食べに行こ! 男どもは置いてってさ」


「はい...」


そう言って去っていくと


「で、話し戻すけど大輔はどうだ?」


「大丈夫」


 そう言って遊びの約束をした。


「オッケー。じゃあ飯行くか」


 その後の学校では特に何もなく終わった。帰宅後はいつも通り勉強をした。今日からウィン〇ルドンの前哨戦がイギリスとドイツで行われる。そのため仮眠をとって、深夜に起きるとすでにテニスが始まっていた。今日の試合は怪我から復帰したア〇ディーの試合。対戦相手も同じ国でイギリス人同士の試合。


 ア〇ディー VS エ〇ンス


 母国開催の大会ということもあり、白熱した試合を繰り広げていた。最後はエ〇ンスのボールがロングになり試合終了。スコアは


6-4,5-7,7-6(8)


すごくいい試合でまた俺もテニスがしたくなった。俺も芝でテニスがしてみたいなと考えてたらすでに日の出が上がってきた。今日は平日なので学校だ。今からシャワーでも浴びて学校にでも行くか,,,。


 朝はシャルロットから顔色が悪いから学校を休んだら? と提案をされて、学校では優輝と伊藤から保健室に行けと言われた。森本も心配そうにこっちを見ている。俺はみんなに大丈夫。テスト期間からはグランドスラムが始まるからこんな感じになると思うしさ。そう言うと


「大輔。体壊すぞ!」


「そうだよ~」


「そうですよ。大輔くん」


 ここにいるみんなから注意を受けた。なので大切な試合だけ見て、あとは録画配信でも見るかって思った。その後はいつも通り勉強をして帰宅した。帰宅後は爆睡をしてしまった。


 そして今週の土曜日。テスト1週間前に優輝とス〇バで合流した。 俺はふとシャルロットたちも今日集まるって言っていたなって思いだした。

読んでいただきありがとうございます。


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