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振られてから始まる恋愛  作者: 煙雨
1章 心情の変化
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番外編1話 森本結衣の心情

 ブックマークや評価をしてくれるとモチベーション向上になるのでもしよろしければお願いします。


 入学して一ヶ月したある日、私はクラスの男の子に告白されました。男の子の名前は一ノ瀬大輔といいます。私は今まで男性を好きになったことがないので好みのタイプなどはありますが、恋愛感情というものがよく分かりません。

 

 入学してから一ヶ月間はよく一ノ瀬くんと話していました。一ノ瀬君はクラスで話しているときや態度は誠実で、見た目も清楚系男子だったので私の好みのタイプでした。ですが私は中学生のころから見た目だけで告白されることが多く、いつも振ってしまっていたため一ノ瀬君のことも、いつものように振ってしまいました。振ったことには後悔はありません。

 

 もし自分が一ノ瀬君のことを好きになれば私からアタックすれば良いと考えていたからです。また一ノ瀬君の周りには女の子の気配がしないのでゆっくりとわかればよいと思っていました。


 ですがある日クラスに転校生が来ました。

 その女の子はシャルロットという名前で、私から見てもみんなが言うように学年で1.2を争う美少女だと思いました。

 

 シャルロットさんはいつも一ノ瀬君に話しかけていました。シャルロットさんと一ノ瀬君が話してるのを見ていると少しモヤモヤします。そんな中、一ノ瀬君とシャルロットさんが一緒に登校をしてきました。

 

 二人の登校を見てものすごくモヤモヤしてしまい、私は思わず


「普通は近所でも一緒に登校しないと思うけど」


 一ノ瀬君は家が隣同士だし、学校になれるまでは一緒に登校するといっていましたが普通はそこまでしますか? 私のこと好きなんでしょ? 告白して2週間ちょっとしかたっていないのに他の女の人と登校する? と怒りがわきました。


 そう思ったのですが付き合ってもいないのに一ノ瀬君に対して独占欲が出てきていて、嫌気がさしました。


 私の直感だとシャルロットさんは一ノ瀬君を狙っていると思います。なので私も決意しました。これからは、私から積極的に関わっていこうと。そして好きなのかどうか気持ちを確かめようと。

 

 それから雪奈に頼んで、一緒に一ノ瀬君に話に言ったり、遊びの誘いをしました。その結果、勉強会やショッピングやカラオケの約束をしました。ですがそこにはいつもシャルロットさんがいます。


 勉強会では決意した通り積極的に話しかけたり、体を少し近づけてみました。反応的にまだ脈はあるなと思い、ホッとしました。


 ショッピングをしているとき、私と一ノ瀬君にカップルを題材としている取材が来ました。私は嬉しくてなんて言えばいいかわからなかったら一ノ瀬君が


「申し訳ありません、俺たちは付き合っているわけではないのでお断りします」


 と答えてしまい少しショックでした。でも私のことを思って言ってくれていることが分かっていたのでうれしかったです。

 

 振ってしまってから思いますが、一ノ瀬君は性格面もものすごく紳士で、少しずつですが告白されてから一ノ瀬君に惹かれている気がします。


 ショッピングも終わり、次の目的地のカラオケに向かっているところで一ノ瀬君とシャルロットさんが二人で話していました。気になりましたが尋ねる勇気はなくカラオケが始まりました。

 

 するとシャルロットさんは顔を赤くしながら一ノ瀬君のことを大輔君と呼んでいて、一ノ瀬君も顔が赤くなっていました。そんな一ノ瀬君を私は思わず凝視してしまいました。すると一ノ瀬君と目が合ってしまいすぐにそらされてしまいました。その後一ノ瀬くんとはあまり話す機会がなく、気持ちがモヤモヤしたまま帰宅しました。


 帰宅後に雪奈と電話をしていて


「私、一ノ瀬君とシャルロットさんが話してるとモヤモヤする感じがあるからその気持ちを確かめようと思うの! てつだってもらえない?」


「全然いいよー。まだ結衣は恋って気づいていないんだね...」


 雪奈が最後のほうに言っていたことが聞き取れなかった。


「最後なんて言ったの?」


「なんでもないよ」


 と話して電話を切った。今日の結果から思ったのは積極的に話しかけても変化はあまり見られないから、行動や言葉なども増やして次からは関わっていこうと決心しました。


 次はシャルロットの心情です。

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