1話 初めての告白
初投稿です
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クラス一の美少女―――森本結衣を体育館裏に呼んで
「好きです。付き合ってください」
人生始めての告白をした。今までの出来事で1番勇気を使った。
「まだお互い知り合ったばかりなのに、お付き合いすることはできません。ごめんなさい」
振られた? 森本さんがなんて言っているかわからないぐらい頭が真っ白になる。今まで受けたことのないほどショック。振られることがこんなに辛いとは考えていなかった...。
俺ってやっぱりかっこよくないし、冴えないもんな...。今後どうやって森本さんと話そう...。森本さんを見るだけで振られた時のことがよぎりそう...。
帰宅する時、クラスの友達――上野優輝に「カラオケにいこう」と誘われて、気持ちの切り替えもいいなと思い、高校生活で初めて遊ぶ約束をする。
帰宅してからも降られたことが頭から離れなかった。就寝する時でさえ、降られたことが頭によぎる。
なんでこんな短期間で告白したんだろう...。
落ち込んでいる状況で、ゴールデンウィークに突入した。