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安納 優真

錬金術を創った男

作者: unknown

この短編のタイトルは、「未確認の小説」の本来のタイトルで、全5章完結の後に発表する予定でした。

私の力不足によりこのような形での発表となり、誠に申し訳ありません。

主人公安納優真は子供の頃から本が好きだった。

中学時代は呼びかける感じのタイトルの某マンガを読み、坂本龍馬のファンになった。

そんな彼は2015年、高校になり、スマートフォンを持つことを許される。そして彼は、とある小説投稿サイトに出会う。多くの小説がある中、彼がはまっていたのは、主人公が異世界で俺TUEEE的なやつだった。

彼は小説を読むうちに、自分がもし主人公になったら、等と考えるようになった。

そんなことを通学中にやっていた彼は、うっかり車道に飛び出し、トラックに轢かれ、死んでしまう。

しかし彼は、転生出来ることになった。さらに、自らの望む能力、『錬金術』を手に入れる。

万物を作り替える力を手にし、彼は異世界『クヲンツ』へとやって来た。

彼は最初の町で、奴隷の少女『サヨ』を購入する。彼女と共に街へやって来た彼は、冒険者としてのエリートコースを進む。というのも、彼にはもう1つ技能があった。ゲーム等でよくあるスキルと違い、技能は、上達すればするほどレベルが上がるものだった。にもかかわらず、彼は剣に1度も触ったことなどない(イメージトレーニングはしていた)のに、上達者と言われるLV3に到達していた。

さらに、『サヨ』との間に娘『エリ』が産まれる。彼は安定した生活を求め、当初思い描いていた冒険からは離れて行ってしまう。しかし彼は幸せだった。

だか、そんな幸せも、長くは続かない。

神暦2018年の元日、『サヨ』が病にかかってしまう。そして、同年3月1日に彼女は帰らぬ人となる。

身が裂け、精神が崩壊してしてしまいそうなほどの喪失感を和らげるため、彼は魔物との戦闘に没頭する。剣術の悟りを開くほどに。

さらに、家では娘との時間に癒やされた。だか夜になると、身を焦がすほどの悲しみに、枕を涙で濡らした。

そんな生活が4年続いた。

彼の剣術レベルは9まで、冒険者段位は4まで上がっていた。

彼はこの年、弟子をとることをギルドに提案される。

弟子との関わりをきっかけに、彼は現在の生活を見つめ直す。

さらに、彼と同じ冒険者4段の男『アキト・サガラ』と子育ての悩みで意気投合し、家族ぐるみでの付き合いが始まる。

『エリ』は、『アキト』の妻『エカチェリーナ』を母親、息子『シンジ』を兄の様に慕う。

『ユウマ』はそんな温かな雰囲気に、心の氷が溶けて行くのを感じる。

それから数年経ち、『エリ』が『シンジ』と結婚し、家を出て行ったのをきっかけに、冒険者を辞め、産職者ギルドに入り錬金術の研究に没頭する。

彼は幾つかの作品を生み出したが、その中で、彼の代表作と言われるのはアルミニウムだった。

さらに、アルミニウムを研究して作った合金は技術革命を起こした。

そして彼は、錬金術の研究成果を1冊の本にまとめ、遺した。

享年58であった。


死後、彼は神にこの世界について聞かされる。

それは、この2つの世界は2万年前に自らが生み出したということ。

しかし彼は、地球ですら46億年以上前からあったと反論する。

それに対する神の答えは、「それは単に人類が計算で求めた数字に過ぎない。実際に見た者は誰もいない。」であった。

そして、『クヲンツ』の発展は現在止まっているということ。

その発展を促すために『ユウマ』は呼ばれたということも聞かされた。


そしてここからが本題だった。

実は『ユウマ』に錬金術の神になってもらう、それが世界を創った神の最終目標であった。






という訳で、この世界に『錬金術』という新たな機能が誕生した。

その後、この世界がどうなったかは、また別のお話である。





The end.

読んでくださった方に最大限の感謝を申し上げます。

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