表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハートのエースがやってきた!  作者: 3ri
0章、プロローグ
1/27

第0話、ただの紹介。

階級の数字は2(ツー)、3(スリー)と読んでください。

 この世界に、あと二つ国があることを人々は知らない。

 その国は、王政のであり……

 身分がある。

 自分の腕で昇任が出来る。

 治安は悪いが常に戦がおこっているわけではない。

 RPGの様な職種に就き、それぞれの職種による技能を磨ける。

 例えば、魔法使いなら魔法が使える。


 ある意味、一部の人が羨ましがるであろう国となっていた。


 公用語は日本語。

 様々な理由でその国に人々は降り立ち、暮らしているのであった……








 1つ目の知られざる国、赤の国。

 派閥ハートとダイヤが治める人口の9割が女性である国。

 それ故に、美しさが国である。

 総人口は4万人程であり、国の面積も「いろいろある田舎」ほどの大きさしかない。

 お隣の国とは仲が良い。





 2つ目の知られざる国、黒の国。

 派閥スペードとクラブが治める人口の9割が男性である国。

 昼も夜も眠らない、常に活気溢れている国である。

 総人口も面積の赤の国とほぼ変わらない。

 もちろん、赤の国との仲は良い。お隣なのだから。





 互いの国、2から10までの兵士的立場、エースという兵士長的立場、ジャック(王子)、クイーン(姫)、キング(王)という身分がある。

 それぞれの派閥によって昇任システムは若干異なるのだが、基本的には数字が高い=強いという考えでいい。

 若きエースもいれば、ベテランの5などもいるわけだ。

 2から4は教育される立場というものであり、ほぼ自動的に上がっていく。

 5からは実力が絡んでくる。

 エース以上は一部しかなることができない。王家のものは血を引くか、余程の実力者でないとなることは出来ない。

 王家は国を治める、住む人間の声を聞くことも使命となっている。


 果たして、この国へはどうやって行くのだろうか?

 交通の便は出ていない。


 しかし、様々な理由で人々はやってくる。


 何もないところに何かがある……それが答えであった。







「ぶえっくしょいっ!!!」


 あー、風邪引いちまったかな……


 俺が誰か?だって?


 俺は七条(しちじょう)陸也(りくや)。高校二年生。

 特徴らしい特徴と言ったら……喧嘩っ早いことくらいかな。

 あとは……ボウズ頭とか馬鹿力とかかな。

 それ以外は何の変哲もないさ。身長だって170くらいと目立つわけでもない。

 頭だっていいわけじゃないし、むしろ悪いくらいだ。まあ、こうやって関わりを持てたのも何かの縁だと思ってくれ。よろしくな。



「りっく〜〜〜〜〜〜ん!!!」


 お、俺の彼女である播磨(はりま)理衣(りえ)がやってきましたねぇ〜。

 同級生で、身長は148しかない。その割には少しふっくらしていて、髪の毛は黒くてかなり長い。そして甘えん坊で何よりも可愛い。


「りっくん!やっとこの日が来たねっ!!」


 何の日かって?

 聞いて驚け、カップル旅行だ!!!

 3ヶ月前から予定を立てていて、遂にこの日がやってきたんだ!!


「理衣………楽しもうぜ!!!」

「うん!!!」






 この時は人生観がこの後、180度変わるなんて思ってもいなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ