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童話集

食いしん坊なヘビさん

作者: 佑磨

食いしん坊なヘビさん




『あれれ?ボクの大事なクルミがない!』


リスさんが困っています!


『リスさんもかい?ボクも大事なバナナがなくなって困ってるんだよ!』


サルさんも困っています!


『サルさんもかい!わたしもなんだよ!大事な大事なリンゴがなくなって困ってるんだよ!』


ゾウさんも困っているようです!



森のみんなは自分たちの大事な食べ物がなくなりこまっているようすです。



そんなときです、

みんなの前をヘビさんが通りがかりました



『やあみんな!そんな困った顔をしてどうしたんだい?』


ヘビさんはみんなに言いました


『やあヘビさん!ボクの大事なクルミがなくなってしまったんたんだよ!』


リスさんがヘビさんに言いました


『あぁ、あのクルミか!あれは美味しかった!あっ!』


ヘビさんはギクッとしました


『美味しかったって?なんでわかるんだい?』


リスさんが不思議そうな顔をし、ヘビさんの体を見てみると、なんと!いつもの細長い体とは比べものにならないくらいに、ヘビさんの体は太い太い体になっており、クルミのような形や、バナナのような形、リンゴのような形もありました


『ヘビさん!ボクのバナナを食べたな!』


サルさんが怒りました


『ごめんよサルさん!お腹が空いていたからつい…』


ヘビさんはあやまりました


『人の食べ物を勝手に取って食べるなんてひどいぞ!そういうことはやっちゃいけないんだぞ!』


サルさんはカンカンに怒ってます


『ごめんよ!ごめんよ!』


リスさんとサルさんは怒ってます


でもゾウさんは

『ヘビさん、もう2度と人の食べ物を取って食べたりしちゃだめだからね!約束を守ってくれるなら許してあげるよ!』


ゾウさんはヘビさんに言いました


『ゾウさん、ありがとう!もう2度と人の食べ物を取って食べたりなんかしないよ!』


そしてゾウさんはみんなに言いました


『ヘビさんもこう言ってるし、許してあげようよ?』



みんなはゾウさんにそう言われると、


『うん、そうだね…!わかったよ!ヘビさんを許してあげるよ!』


リスさんとサルさんは言いました



『リスさん、サルさん、ありがとう…ありがとう!』



『リスさん、サルさん、ありがとう…!』


『ヘビさん!今度お腹が空いたら素直に言いなよ!ボクのバナナ分けてあげるからさ!』

サルさんは言いました


『ボクのクルミも分けてあげるね!』


リスさんも言いました


『もちろん、わたしのリンゴも分けてあげるよ!』


ゾウさんも言いました


『みんな、本当にありがとう…!』



こうして食いしん坊なヘビさんは、みんなの大事な食べ物を取って食べていましたが、ちゃんと素直に言えばみんなが食べものを分けてくれると知り、反省をしました。


そして、

みんなの優しさでヘビさんの心は温かくなり、満腹になりました。とさ。





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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして。 いいですね、温かみがあって。絵を付けたいくらい。 最後は、満腹。色んな意味でごちそうさまでした。良かったですよ~^^ ではでは
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