第23話 対空戦闘
敵洋上物体から200発の誘導弾らしきものが発射された。
これに対し、護衛艦隊十数隻から対空ミサイルが発射、迎撃を行う。
一部の艦を除き、各艦に配備されているVLSから対空ミサイルが発射。
ミサイル群は誘導弾らしきものの群れに突っ込んでいく。
次々と爆発。
辺りがパッ、パッと次々と閃光で照らされ、爆発は護衛艦隊の方に段々と接近していく。
二十数発の誘導弾が護衛艦隊に接近した。
護衛艦隊は主砲群でこれに対抗。
次々と撃ち落される。
さらに接近した者は20ミリCIWSの餌食になっていく。
残り3発の誘導弾が護衛艦隊に迫る……。
爆発が起きた。3回の爆発である。
まず護衛艦『むらさめ』の後部煙突部分に命中する。
後部煙突は上部を破壊され、黒煙を上げた。
残り2発はイージス護衛艦『こんごう』が命中する。
艦橋に1発が命中。艦橋が吹き飛び、マストが折れる。
もう1発が艦中央部、ハープーン対艦ミサイルの発射筒に命中する。
誘爆し、艦体を大規模な火災を引き起こす。
被害の報告をきいた原田海将補は小さく唸ったあと、命令を下す。
「『はるさめ』は『こんごう』の救出に向かえ。『こんごう』は戦列を離れろ。『むらさめ』はそのまま戦闘に参加せよ」
原田海将補は続けて言った。
「対艦戦闘用意」
各護衛艦から、対艦ミサイルが発射される。
対艦ミサイル群に対し、敵洋上物体がレーザーを撃ちこむ。
赤いレーザーが対艦ミサイルを焼いていく。しかし、ずっと照射していくわけではなく、10秒撃つと、2、30秒の発射待機時間が生じる。
その隙に対艦ミサイルが進んでいく。
17発の対艦ミサイルが敵洋上物体群を襲う。
1発ミサイルが物体に当たると、たちまち洋上物体は燃え、全体に延焼し 海に没していく。
発射待機時間の間に対艦ミサイルが次々と洋上物体に当たり、物体は沈んでいく。
こうして敵の洋上物体は海から消えていった。
「洋上物体8個。全て海中に没しました!」
オペレーターが叫んだ。
気をつけろ、と原田は声を上げた。
「そのまま目標地点に向かえ。全周警戒厳となせ」
各員が復唱し、その命令は全艦艇に伝わった。




