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第22話 水上戦


 海上自衛隊の護衛艦『しらね』はヘリコプター搭載護衛艦としてその半生を全うした後、ヘリコプター格納庫を司令部区画として改装し、護衛艦隊旗艦としてその艦齢を他艦に比べとても長く伸ばしながら活躍している。


 今、護衛艦隊旗艦として、第1護衛艦群と第2護衛隊群を指揮しながら新潟沖へと向かっている。


 艦隊は2発の核爆弾を抱えながら、それを奇妙な敵の発生源である海底に投下すべく、行動していた。


 護衛艦隊司令官、田島海将は司令官座席に座って、モニターを見ていた。


 司令部区画はCICのようであるが、艦隊全体の情報が入ってくる。


 と。


「司令官!」


 オペレーターが言った。


「前方に大型の影。数は8。水面に浮かんでいます」





 その洋上物体はまるでシャチかサメの背中のようであった。

 しかし大きさが違う。いずれも200メートル以上あった。尾のようなものが背中から生えているのがわかる。



 その時、前方にいた洋上物体の尾の付け根部分が光り、そこから発射された赤いレーザーが『しらね』をつらぬく。

『しらね』は爆発炎上し、あっけなくその長い寿命を閉じることになった。





『洋上物体よりレーザー攻撃!』


『まや』CICに艦橋からの報告が届く。


『護衛艦『しらね』大破!』


 くそっ、と第1護衛隊群司令官、原田海将補は舌打ちする。


 彼はインカムから全艦艇に放送を流した。


 護衛艦隊司令官が指揮不能となった今、二人の海将補が残る。


 このうちより早く海将補になった原田が指揮を執る。


「全艦艇に達する。第1護衛隊群司令官、原田海将補である。護衛艦隊司令官指揮不能とみられるため、これより私が指揮をとる。洋上物体を敵と認定する。全艦-――」


 その前にオペレーターからの報告。飛行物体接近。数200。洋上物体より発射された誘導弾の類とみられる」


 原田は言った。


「総員、対空戦闘用意」


前回『しらせ』と記載しましたが、正しく『しらね』です。お詫びして訂正いたします。

すでに退役している『しらね』を出したのは、単純に好きな艦だからです。

(その割に名前間違えている……こんな目にあったりしているし)

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