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恫喝

「自分は、ショードファ宇宙軍のワキーファ准将だ」

 彼の率いる宇宙艦隊は地球艦隊と合流し、チャマンカ星の軌道上にワープアウトしていた。

 チャマンカ星の防衛システムは、ショードファ軍の準光速ミサイルによる攻撃後強化されたが皮肉な事に今回の内戦で、チャマンカ人同士の戦闘により、ズタボロにされている。

 軌道上に浮かべた迎撃ミサイル発射装置は、政府軍とクーデター派の双方による攻撃に巻きこまれて破壊され、デブリとなって四散していた。

 ワキーファにしてみれば、笑いの止まらない状況だ。まさに、自業自得である。現在彼は、ズワンカ市のチャマンカ政府に量子テレポート通信を送っていた。

 ワキーファの眼前のホロモニターには、チャマンカ臨時政府の首相の姿が映っている。

「我々はショードファ星、ダラパシャイ星、地球の独立を要求する。現在ショードファ星は無人だが、チャマンカ政府と和平協定成立後はショードファ人はそこに移住する」

「随分勝手な要求だな」

 首相は眉根を寄せた。

「拒否すれば、準光速ミサイルをチャマンカ星に撃つ。回答期限は、チャマンカ星の1日とする。そちらの防衛システムがガタガタで、ミサイルを防げないのは知っている」

 ワキーファは、一方的に話を進めてゆく。

「そちらが回答する前に、勝手に防衛システムの修復を図り出したら、そうこちらが解釈した時点でミサイルを撃つ」

 チャマンカ政府の総理の顔は、まるで石になったかのようにこわばった。

「今自分が貴様にやっている行為は、おまえらチャマンカが、かつて我々を含む他星人に対してやってきた行いだ。因果応報を感じ入るがよい」

 虚無の宇宙より冷たい声で、ワキーファが放つ。



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