第12話 強運と原点回帰4 そして原点回帰へ(キャラ名版)
ミスターT「・・・宝くじで原点回帰、か・・・。」
ナツミAの手料理を楽しみながら呟く。傍らではアメリカはアルエキファイタの試合を視聴しているシューム。衛星中継によるリアルタイムでの視聴とあり、お客さんがいるなかで叫びながら楽しんでいる。何とも・・・。
ナツミA「マスターの強運にも驚かされましたが、それすらも周りへの分け隔てない愛情へと変革させていった事にも驚かされましたよ。」
ミスターT「これ以上の幸せを望んでどうするね・・・。一夫多妻の現状からして、世界中の男性から羨ましがられるわな・・・。」
ナツミA「フフッ、確かに。それでも貴方が起こした行動は間違いではありませんよ。現に3つの大きな事変を乗り越えられたじゃないですか。」
ミスターT「そうだったな・・・。」
インフルエンザ事変・企業間抗争事変・核弾頭事変の3つの事変。これこそ俺の人生の中で一番の戦いだっただろう。特に核弾頭事変に関してはジェリヴァとアビゲイルを黙らせたと、裏の方では大喝采を浴びている。
ナツミA「それに私の命も支えてくれました。更にはウエスト達をも支えてくれている。これには感謝し尽くせません。」
ミスターT「人の一生は短い。それに何時死ぬかも分からない。だからこそ、その瞬間を爆発的に輝き生き様を刻んでいく。流星が燃え尽きる時に真っ赤に輝くのと同じように。」
ナツミA「感謝の一念は行動で返せ、マスターが私に仰ってくれた言葉でしたよね。だから今はもう他の一念は抱きません。私は私の生き様を通して、今度は周りにいる困っている人達を心から支え抜いていく。それが第3の風来坊たる生き様です。」
ミスターT「流石はザ・オールウェイズだわ。」
何時死ぬか分からない幼少を過ごしたナツミA。しかし決して諦める事なく突き進んだ結果が今である。それにミツキ・ウエスト・サイバー・ナッツ・エンルイ達の陰の活躍も踏まえ、俺はナツミAをザ・オールウェイズと語った。彼女ほど周りとの絆を最優先に動いている存在はいない。そしてこれからも同じである。
ミスターT「ふぃ~、ご馳走様でしたっと。」
ナツミA「どう致しまして。」
食べ終わった食器をカウンター越しにナツミAに手渡す。それを直ぐに洗い出している。傍らでは今もプロレス試合の観戦に熱狂しているシューム。この姿は最近多く見られるわ。
ミスターT「ショッピングモールの運営はこのまま続けるのかい?」
ナツミA「いえ、暫くしたらナッツとエンルイに任せようかなと思っています。躯屡聖堕チームはウエストとサイバーがお力添えをさせて頂いていますが。」
ミスターT「安堂不動産はユキナに全権を担って貰ってるしな。名前こそお前さんを使っているが、理は平西財閥そのものになりつつあるしね。」
ナツミA「そうですね。ユキナ様にはお世話になりっ放しです。」
今は看護士と介護士の資格も取り出しているナツミAとミツキ。それが終われば悲願である孤児院の運営に正式に携わりだすという。
ナツミAはヴァルシェヴラームの後継者として、ミツキはセルディムカルダートの後継者として活躍するらしい。既に孤児院の覇者と魔王は2人に全権を譲ろうと画策しているらしい。
ナツミA「安堂不動産は事実上、平西財閥との合併となりますね。平西財閥自体が今では国内最強の企業として成り立っていますし。それに安堂不動産は国内最強の不動産会社ですから。」
ミスターT「お前さん所属の安堂不動産と平西財閥は別として、三島ジェネカン・シェヴィーナ財団との関係性もあるんだったな・・・。」
三島ジェネカンとシェヴィーナ財団の運営はエリシェ・ラフィナ、そしてヴェアデュラ・エリム・エリアに任せっ切りの状態である。が、この2社の社長は本来ならば俺も担わないといけないのだ。エリシェとメアディルの夫としての最もたる責任である。
ナツミA「凄い話ですよね。世界最強の大企業である三島ジェネカン、アメリカ大陸・ユーラシア大陸・ヨーロッパ大陸最大の大企業であるシェヴィーナ財団の社長令嬢を妻としている。知り合いでは日本最強の平西財閥と安堂不動産、そして今では世界最強クラスになりつつある躯屡聖堕チームとの関係も。言わばマスターは5つの大企業の全権を握っていると言ってもいいでしょうし。」
ミスターT「恐れ多い話だよな・・・。」
ナツミA「まあでも、貴方の原点回帰は絶対不動です。マイナス面の考えは絶対に起きない。起きたとしても、周りに恐怖の暴君とも言える面々が嗜めてくれる。それがあるからこそ、この5つの大企業が今も原点不動の一念を定めて突き進められるのですから。」
ナツミAの断言に俺は頭を下げた。今となっては一騎当千・天下無双の女傑に等しい彼女は、原点も不動たる一念が燦然と据わっている。病床の幼少期を過ごしていたためか、今の彼女は凄まじいほどに輝いていた。あの時は世間体の問題を一身に受けつつも、ナツミA達を心から静養させるために動いたのは間違いではなかった。
ナツミA「シェヴ様が育ての親の身分ながらも、貴方を溺愛する意味を痛感しています。私も貴方の大海原のような深く広い愛情に魅入られていますので。」
ミスターT「しかし、その一念は周りへ向け続ける。そうだろう?」
ナツミA「フフッ、分かっちゃいましたか。今となっては恋愛云々を超越した、純粋無垢の一念が心中の不動たる原点ですよ。そこに回帰させてくれたのも、他ならぬ貴方ですから。」
ミスターT「嬉しい限りだよ、ありがとう。」
ナツミAとミツキこそが自分の長年追い求めていた覆面の風来坊である。それを改めて思い知らされた。この2人ならば世界から孤児を無くすという誓願に、今一歩近付く事ができると確信している。彼女達のような心構えを持つ存在を育てていけば、必ず達成できるわな。
シューム「そんな2人に愛娘達が役立ってくれるのは嬉しいわ。私が発端となった貴方との子作りも無謀ではなかったと言えるから。」
ナツミA「先見性が有り過ぎですよ。当時は無謀とも思えても、それが先の3大事変を乗り切るのに大活躍となりましたし。」
ミスターT「第1の風来坊はシェヴとディム、第2の風来坊はシュームや他の妻達と縁の下の力持ち達。そして第3の風来坊がナツミAとミツキだろう。娘達も微力ながら力添えできる。これほどの流れになるとは思いもしなかったわ。」
一服しながら過去を思った。本当に不思議な流れであろう、そう思わざろう得ない。数々の戦いが一瞬のように過ぎ去っていった。それこそが俺の生き様の1つ1つなのだから。
ナツミA「宝くじを当てて頂いて感謝しています。今まで以上に団結力と絆が定まったのは事実。小指の爪の砂とも取れる1等賞の的中が合計で3つ、これが発端となったのですから。マスターの強運の強さには驚かされます。」
シューム「これからも買い続けてみてみたらどう。運試しには十分だと思うわよ。」
ミスターT「そうだなぁ・・・。それに身内が私利私欲に走ろうとしたら、ナツミAやミツキ達が痛いほどに嗜めてくれるだろうし。安心して挑めるわな。」
シューム「ハハッ・・・。」
自分の運試しが原点回帰、本当に不思議な流れだろうな。これからもちょくちょく宝くじは買ってみるとしよう。売り上げにも貢献できるだろうし。
シューム「でもねぇ・・・販売する女の子を口説かないようにね・・・。下手な真似したら・・・、ナツミAちゃんやミツキちゃん以上に大変な事をするからね・・・。」
ミスターT「そ・・それは心得ています・・・。」
最後の最後で催促されたわ。リュアとリュオから聞いたのだろう、銀行員の女の子に口説きを入れた事を。それに嫉妬心剥き出して詰め寄るシューム。この妻達の嫉妬心による殺気立った目線には、流石のナツミAやミツキは到底敵わないと断言できる・・・。
些細な事から原点回帰は起こる。それは何時起きるかは分からない。しかしその瞬間は自身にとって本当に幸福な瞬間であろう。その一時一時を心から感謝したい・・・。
俺もまだまだ頑張らねばな・・・。
ちなみにシュームが述べた、その都度ある宝くじの購入。これに挑んでいったのだが、何と高額資金が当たる場面が多々あった。これには喜ぶ以前に呆れ返ってしまった。
更には先の原点回帰から1年後のサマージャンボで、再び1等的中という強運もあった。俺の運はどうかしているのだろうか・・・。
まあそれらもヴェアデュラ達に全て任せた。全額を寄付し、社会の貢献に一役担わさせて頂いた。直後に妻達や娘達が溜まっていた資金で無礼講の如く衝動買いなどをしたのも印象深い。
もはや何らかの幸運があれば、それらは全て周りに分けていく。そしてその時は自分自身で培った力で自分自身を労わる。これが通例になりそうである。
力を持ちすぎるものは全てを壊す。コアユーザーに大人気の某ロボットアクションゲーム。同作のラスボス筆頭の相手の名台詞だ。
しかし考え方によっては、その力もプラスの方向性に向けられる。この時大いに助かるのが嗜めてくれる存在なのだろうな。
人とのコミュニケーションや絆、これらは本当に大切にしていきたい。これも俺らに共通する、風来坊の理そのものだから。
第14話へと続く。
アップ分の改修を行っていると、完全に警護者シリーズとは掛け離れている事を痛感させられます><; 警護者シリーズは一種の殺伐とした流れになるので、風来坊みたいな和気藹々の流れとは全く異なりますし。しかし、キャラの踏襲は全く同じで、性格なども殆ど変わりありません。変化があるとすれば、彼らの生き様に警護者魂が根付いているかどうか、これでしょうか。何とも(-∞-)
まあ何にせよ、覆面の風来坊が全ての覆面シリーズの元祖となっていますが、今となっては逆に外伝風の作品と言うしかありません。今や警護者側が主軸となっており、派生として探索者・苦労人・大艦長(大艦長は外伝的ですが)・創生者へと至っていますので。我ながらよくぞまあ具現化したと思いますよ@@;
ともあれ、今後も頑張らねばと思う次第です。ネタなどがある限り、覆面シリーズは永続できると思いますので@@b まあキャラは殆ど使い回しで、少数ながら新キャラが出たりしますが><; 創生者は苦労人、正にそう思います@@; 悩ましい限りですわ(-∞-)




