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覆面の風来坊 ~不二の盟友に捧げる者~  作者: バガボンド
第3部・慈愛
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第11話 受け継がれし者3 教師の卵と遊戯の猛者(キャラ名版)

ミスターT「何にせよ、女の子は可愛くていいわな。」

ウィレナ「娘達に欲情しないでね・・・。」

ミスターT「そんな事したら・・・シューム達に何を言われるか・・・。」


 考えただけでも恐ろしい。俺の異性に対しての何げない仕草ですら嫉妬感を顕にするのだ。それが娘達だったら確実に殺されるわな・・・。


ウィレア「でもお父さんみたいな男の人なら付き合ってもいいな~。」

ウィレヌ「悪人心折を超える人物なんか存在しないわよ。」

トモナ「優しさが強ければいいなぁ・・・。」

トモア「そうだねぇ~。」

ミスターT「何とも・・・。」


 それぞれの未来の旦那様に思いを馳せだす2組の双子。それに呆れ顔になるウィレナとトモミだが、自分達の娘達だから仕方がないといった雰囲気である。そんな彼女達を見つめ、小さく笑ってしまった。



 ちなみに教師という部分では、ウィレナとトモミはお互いを信頼し合うまでに仲がいい。先駆者はウィレナなのだが、包容力がある部分ではトモミの方が勝っているだろう。


 何よりもウィレナはリヴュアスとエシェラの次に知り合った旧友中の旧友だ。そのざっくばらんな性格から、エシェラ以上に親しい間柄と言える。それに周りの妻達は嫉妬感を顕にしている。まあそれはヤキモチ程度のものではあるが。


 ムードメーカーという部分でもリュリアに次いで凄まじい力を持っている。教師故に相手の心境を読む事が得意であり、数々の生徒達を支えてきたのだ。


 ナツミYUの生徒あっての教師に心から賛同し、彼女を師と仰いで日々戦っている。そんなウィレナを慕うのがトモミであった。



 またこれも先の話になるが、ウィレア・ウィレヌ・トモナ・トモアの4人も恐ろしいまでの女教師となっていく。母親のウィレナやトモミをも凌駕する恐さの部分でも有名になるが、その生徒を思う献身的な言動に数々の子供達が慕っていくようになる。


 これもウィレナとトモミという先駆者の姿を見て成長したからと言えるだろう。またアサミとアユミという列記としたお手本も存在している。4人の娘達が名教師と謳われるようになるのは必然と言えるだろう。・・・俺も親馬鹿だな・・・。


 この2組の親子が活躍すれば、学業に関しては天下無双だわな・・・。まあそれが実現するのは数年後という事になるが・・・。




 更に同室内でテレビに向かってゲームに勤しむはティルシェヌとティルシェム。そして2人と共に楽しんでいるのがタークェンとタークェナ。前者はディルヴェズLKの娘達で、後者はダークの娘達である。


 ディルヴェズLKは言わずとも知れたバリバリの警察官。13年前の核弾頭事変では狙撃手として大活躍しており、国家勲章を受けるに至っている。


 ダークはヴァルシェヴラームとセルディムカルダートの孤児院のオブザーバーを担当している。後継者がナツミAとミツキに定まったため、肩の荷が降りたようである。



 しかし2人の真面目な母親とは打って変わり、ティルシェヌ・ティルシェム・タークェン・タークェナの4人は遊んでばかりという状態である。


 勉学はしっかりと行っているが、今をとにかく楽しむという事を最優先としているようだ。今年で19歳のティルシェヌ・ティルシェム、18歳のタークェン・タークェナ。他の娘達と一線を駕した遊び人風なタイプと化している。


ディルヴェズLK「もう・・・ずっと遊んでばかり・・・。」

ダーク「姉妹を見習って欲しいです・・・。」


 ディルヴェズLKとダークは超が付くほど生真面目で熱血漢なだけに、この遊び人と化した娘達の姿には苛立ちを隠せないでいる。遊び人風の色が濃いリュアとリュオでさえ、自分の見定めた道を突っ走っているのだから。


ティルシェヌ「うちらはうちらでしっかり考えてるから安心してよ。」

ティルシェム「そうだよ。」

タークェン「息抜きをしないとやってられないからね。」

タークェナ「大丈夫大丈夫。」


 う~む・・・俺でもここまで遊び人の流れはなかったが・・・。子は親に似るというが、一体どこでこの道に進んだんだろうか・・・。


ミスターT「好きな生き方をしてはいいが、間違った生き方をしたら・・・どうなるか分かってるよな・・・?」

ティルシェヌ「そ・・・それはもちろん・・・。」

ティルシェム「し・・・しっかりと肝に銘じています・・・。」


 殺気と闘気を織り交ぜた発言をすると、顔を青褪めて語るティルシェヌとティルシェム。またタークェンとタークェナも同じく顔を青褪めていた。


ミスターT「俺はともかく、母さん達を悲しませたら・・・承知しないよ?」

タークェン「わ・・・分かりました・・・。」

タークェナ「ご・・・ごめんなさい・・・。」


 俺の滅多に出さない凄みの姿勢に恐怖で一杯の表情になっていく4人。その4人に待ったを投げ掛けるのがディルヴェズLKとダークの2人だ。

ディルヴェズLK「マスター、もうそのぐらいで・・・。」

ダーク「この子達はしっかりと目標を定めて動いていますから・・・。」

ミスターT「そりゃあ分かるがな・・・。」


 威圧的な発言に震え上がっている4人を慰めるそれぞれの母親。もちろんこれは母親達に意識を向かせるための演技でもある。そうでもしないと本当に遊び人になってしまうだろう。


    第11話・4へと続く。

 少々短いですが><; この母から娘に受け継がれる部分は、確か母の内面が娘達に流れたという意味合いにしたような・・・。何分、オリジナルを執筆したのが16年前になるので、今となってはうる憶えになりつつあります><; それに、今は警護者側が本命になっているので、風来坊側は外伝風になるのかと><;


 何にせよ、バトル風の描写は非常に希で、その殆どがドラマそのものになるかと。これで詳細描写もしっかりやっていればと悔やんでいる次第です><; 大改修版を作るとするなら、その部分を引っ提げて思いっ切り改修したい所です(>∞<)

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