第3話 強力な助っ人5 メアディルの決意(キャラ名版)
ブックマーク登録ありがとうございますm(_ _)m 超励みになりますです><; 詳細描写が欠落している作品なので、何処か物足りなさがありますが、閲覧して頂いて本当にありがとうございます(>∞<)
トモミ「分け隔てない愛情を、ですよ。」
それからもトランプゲームに勤しんでいると、ゆっくりと参戦してくるトモミ。どうやら先にトモナとトモアが寝たため、こちらに来たようである。
トモミ「メアディル様も物心が付き始めた頃から、貴方の心からの虜なのですよ。雰囲気からしてそう感じます。貴方の広くも深い大海原のような心に病み付きなのです。」
メアディル「・・・トモミさんは魔女ですか・・・、私の心の内を見事に当てるとは・・・。」
トモミ「フフッ、マスターがそうさせてくれたのですよ。」
トモミと付き合いだしてから、彼女の直感と洞察力は凄まじいまでに高まっていった。特に相手の何気ない言動を見るだけで、心に何を抱いているのかを鋭く当て抜くのだ。これは双子のトモナとトモアが生まれてから目覚ましい成長を遂げている。
トモミ「メアディル様がマスターを心から愛しているのであれば、周りがどうこうではありません。貴方自身がどうあるべきかなのです。私達も周りよりも自らの一念に素直に従ったのです。その結果が今なのですから。」
トモミが今までの布石を語っていると、他の4人の妻達も集まってくる。既に子供達は寝室に移動して就寝中のようだ。
メアディル「・・・何だか恐れ多いような気がします・・・。」
ダーク「大丈夫ですよ。私もそのクチでしたから。それでも周りに引っ張られ、今に至っているのですから。」
ウィレナ「心が据われば揺ぎ無いものになる。特に女性はそれが顕著に表れます。一念次第では自分の固定概念なんか吹き飛ばせますからね。」
リヴュアス「貴方がマスターの事を語られる時、物凄く嬉しそうな表情を浮かべています。それは心に抱く一途なものだと確信していますから。」
ディルヴェズLK「自分自身に素直に。それがあったからこそ、今こうして巡り合っている。私達は決して後悔はしていませんよ。」
5人の妻達の言葉に泣き出すメアディル。5人は俺の妻となった事で、自分達の長所と言える部分が開花していった。特に妻達全員が抱く相手を敬うという一念は、これでもかという程に膨れ上がっていったのだ。それに当てられた形なのが初対面のメアディルだろう。
5人に労われつつも、自身の胸中に抱く強い一念を揺ぎ無いものにしていくメアディル。恐る恐る俺を見つめ、静かに語りだした。
メアディル「・・・私も同じ夢を抱いていいのでしょうか・・・。」
ミスターT「何を今更といった感じに聞こえるわ・・・。」
思った通りの発言だった。それに俺は呆れつつも、雰囲気で構わないと語る。それに今までにない程の笑顔になっていくメアディルだった。
メアディル「・・・分かりました。ですが皆さんには大変悪いのですが、一度決めたら徹底的に攻め続けるので。私のものとするぐらいに奪い取って愛しますので、覚悟して下さいね。」
凄まじい気迫に周りの5人が押されている。ヒッチハイクをしていた時も、自分の考えを断固として譲らなかった経緯があった。それが恋路となれば独占するぐらいに攻め入るのは言うまでもない。
シューム「あらぁ~、宣戦布告かなぁ~?」
気迫が強くなっていくメアディルに太刀打ちできない5人の妻達。そんな彼女達を尻目に、背後からゆっくりと近付いていたシューム。メアディルに抱き付くと、何と俺の十八番である殺気と闘気を出し始めたではないか。
メアディル「え・・ええっ・・・。」
シューム「マスターは私達の共有財産よ、独り占めはダメ。それでも挑もうとするなら、私も全力を以て応戦するわよ。」
殺気と闘気に初めて当てられたメアディルは、まるで赤子のような雰囲気で怖がっている。しかしシュームのその力は、俺の瞬きにも充たないほどの弱いものではあるが。それでも自ら繰り出せるという事自体凄まじい事である。
ミスターT「・・・そんなシュームにも躾が必要かな・・・。」
悪乗りした俺はシュームを捕まえ、背後から優しく抱きしめた。しかし徐々に殺気と闘気を出していくと、メアディル以上に青褪めていく彼女。
シューム「ひ・・ひぃ・・・。」
ミスターT「フフッ、嘘だよ。」
怖がるシュームを確認してから、殺気と闘気を下げていく。そのまま彼女の肩に自分の顔を乗せて頬を合わせた。
ミスターT「流石は偉大なる第2の母だね。俺の十八番を簡単に繰り出せるなんてね。」
シューム「い・・いえ・・・滅相もない・・・。」
ミスターT「お前の存在は俺達家族のリーダー的存在だ。お前のアドバイスを全て受け入れれば、恐れるものは何もない。」
シューム「そんな事はありませんよ・・・。」
怖がって見せたり畏まって見せたりと、歳を重ねる毎に感情表現のバリエーションが増えているシューム。それに出会って間もないメアディルはもちろん、5人の妻達は驚いていた。
ミスターT「よくよく思えば、シュームに身も心も奪われたと言っていいんだろうね。でなければエシェラが生涯の伴侶として過ごしていただけだと思う。」
シューム「そうですよね。本来は在り得ない、あってはいけないものなのですから。」
以前にシュームにも語った現在の状態。日本の法律では一夫一妻制なのに、既に一夫十二妻に至るのが現状だ。それにメアディルの決意からすれば、一夫十三妻になるのは目に見えている。
ミスターT「それでも後悔はしていない。娘達が社会に貢献できる存在として、その彼女達が生誕するに至った切っ掛け。それは俺達なのだから。」
シューム「周りがどうこうではありません、私達がどうあるべきか。それに周りに不幸を撒いている訳ではありませんし。」
ミスターT「今後の俺達次第という事だね。」
シュームを胸に抱きながら、今までと今後の流れを再確認しあう。それを真剣な表情で窺う5人の妻達と1人の美女。特に5人の妻達は改めて自分達が置かれている立場を再確認しているようだ。
シューム「分け隔てない愛情を、これからもお願いしますね。」
ミスターT「俺よりも周りが突っ込んでくるだろうに・・・。」
シューム「フフッ、そうでした。」
頬笑ましい視線で見つめてくるシューム。その彼女と軽く唇を重ね合う。彼女のステータスとも言える行動は、本当に自然な流れで行っているとも言えた。
そんな俺らの行動に、今度は赤面しながら見つめている5人の妻達と1人の美女。これが別の妻だったら嫉妬の嵐だろうが、相手がシュームなだけに何も言えない様子である。
シューム「それと・・・メアディルちゃんをよろしくね・・・。」
ミスターT「あ・・ああ・・・。」
そんな彼女達の心境を察知しているのか、最後の最後で凄みのある雰囲気で念を押された。新たに加わる形になるメアディルを、しっかりと面倒見ろと威圧してくるシュームだった。う~む・・・今回はリュアとリュオの背中押しに、シュームも加わりそうで怖い・・・。
しかし・・・俺にできる事は周りを幸せにする事。それがどのような手段でも、結果的に未来の社会へ貢献できるのなら喜んでこの身を捧げよう。
もう身内だけでの和気藹々の時代は終わった。次はその慈愛を周りへと出していかねば。俺達の生き様を、実証を刻んでいくために。
第4話へと続く。
13人目の妻の確定と(-∞-) ハーレムの真骨頂ですわ(何@@; それでも、メアディル嬢の登場が、後の家族達の礎ともなっていく感じと。これは終盤で現れてきます。不思議な縁ですよね。
前にも述べましたが、ほぼ原本そのままアップさせて頂いている風来坊。大改修を行っていないため、詳細描写が欠落し捲くっています><; ですが、他の3作品と異なるのは、既に原本自体は完結しているという点でしょう。
喫緊の問題で悪戦苦闘しているのは探索者なのは言うまでもありません><; 既に完全にストックが枯渇していますし><; 今週金曜日までに何とかしないと、完全に停滞してしまいます><; 頑張らねば・・・(>∞<)