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妄想中  作者: 渋谷奏
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カロヤカさんと新作?

「よし! 新作を考えるぞ!」 天は、新しい作品の制作に取り掛かる。

「がんばってね。天。」

 麗は、天の創作活動を応援する。

「でも、いいんですか? そんなことをしたら、ライト文芸部の形作りが頓挫しますよ。」

 大蛇が、天に注意喚起する。

「私の洋菓子は! 苺のショートケーキだ! これで私の勝ちだ! ニコッ。」

 笑は、洋菓子専門のバイヤーになった。

「負けませんよ! 今日の和菓子は、京都の老舗! 松老のミカン丸ごとゼリーです! エヘッ。」

 本物の幽霊おみっちゃんは、和菓子専門のバイヤーだった。

「面白いので、ライト文芸部をやめて、お仕事小説で「百貨店物語」でも始めますか?」

 カロヤカさんも実は甘いものが大好きである。

「さあ! ショートコントのお題は、百貨店のバイヤーね!」

 苺は、教師だが価値観がかなりズレている。

「私は、食べたら帰るからね。」

 幽子は、籍だけの帰宅部員なので、試食専門である。

「スタート!」

「私の新作のタイトルが、百貨店物語に決まっているじゃないか!?」

「そうね。スイーツは、笑とおみっちゃんに取られたから、私たちで和洋中でも担当しますか?」

「私は真面目なので、和食がいいです。」

「じゃあ、私はマナーがいいから、洋食にしましょう。」

「私が中華担当なら、自分で崖を登ってツバメの巣を取り、海に潜ってフカヒレを取り、野生のアヒルを中国で捕まえて、北京ダックを作りますよ。」

「カロヤカさん、最強すぎ。」

「こらー! おまえたち! 私の新作に土足で踏み入るな!」

「まあまあ、怒らないで。食べ物の話をおもしろおかしく書いただけでこれだけ話が盛り上がるんだから。」

「まあ、そうだな。変な異世界ファンタジーを書くより、よっぽど実写ドラマ化の可能性が高そうだ。」

「料理やお土産の対決モノにするなら、毎回同じ流れのテンプレート型の方が簡単で楽ですね。」

「そうね。10万字を創作するの大変だものね。」

「冒頭で挨拶して、事件を起こして、対決して解決、最後の挨拶で終わり。まさに1話完結モノの10話完結くらいのドク〇ーXか、水戸黄〇ね。」

「1話完結モノの方が、続けてみてなくても分かるので、新規顧客を獲得しやすいですよ。」

「まさに名探偵コナ〇ね。20年経って、やっと黒の組織のボスの正体が分かったという。」

「お金も儲かったでしょうし、作者も早くやめて、楽になりたいでしょうね。」

「ということで。」

「どういうことだよ!?」

「私の新作は「スマホ」と「忍者」と「百貨店」か。」

「無茶苦茶だな。」

「そうでもないさ。何とかする!」

「部長、カッコイイ!」

「あ、そう。ワッハッハー!」

「とりあえず、短編を移管したので、話数が伸びてしまっているので、1話2000字は超えましょうね。」

「まあ、どうせ私たちは消される存在だろうしな。」

「どこまで生き残れるかしら?」

「まあ、今回で40作品を25作品まで減らすこともできたから、1年は持つんじゃないか?」

「ちなみに「ライブ!? 軽い文学部のお話」の第3期が決定しました! イエーイ! ドンドン! ピュピュー! パフパフ!」

「いきなりの重大発表ですね。」

「告知するなら事前に言ってくれないと心の準備が。」

「なぜ私たちは素直に喜べないんだろう?」

 エクスキューズ・ミー。


「どうしよう?「あなたを食べてもいいですか?」推定46話の92000字でキリが良い。続編を書くか?」

「パロディーに逃げるっていう、手もあるわよ。」

「とりあえず、戦いを終えた休日という手もありますよ。」

「ここで適当に話されたことが実際に作品に活かされます!」


「字数的に話数が多いので、2ターン目突入だ!」

 天は、できるだけ話数は抑えたかった。

「長いと、最近の本離れしている世代は、敬遠するのよね。」

 麗は、ご時世を説明する。

「では、100万アクセス数だの、☆1000以上とかなんでしょうか?」

 大蛇は、あくまでも真面目キャラである。

「それは我々が戦い続けなければならない宿敵! 不正! 出版業界の大人の事情です! カロヤカにお任せあれ。」

 カロヤカさんは、誓う。自分の本が出版されて手を汚す時までは、不正と戦うと。そして、自分の本が出版されたら、ドップリと不正で打ち上げてもらって、売ってもらおうと。

「それをアピールするために、プロフィールを書き直さないと! それが終わったら、ショートコントするぞ!」

 苺は、良い所に気がついた。

「今日の私の洋菓子は、楽〇市場のチョコレートケーキです! ニコッ。」

 笑は、チョコレートケーキを取り寄せた。

「なんの!? 私は柏餅をアマゾンの奥地で仕入れてきたわよ!」

 おみっちゃんは、柏餅である。

「帰宅部をやめて、試食部でも作ろうかな?」

 幽子は、これでもライト文芸部の一員である。

「くそ!? これでも、まだ2000字に届かない!?」

「もう一巡する?」

「ネットゲーやり始めたけど、飽きた。」

「そうよね。何が半年記念よ! ロックブー〇がガチャで出ないのでは、私は負け組!」

「欲しいの出ないと続ける気が失せるのよね。」

「忙しいからとしたいけど、この話だけで4、5日かかっているような。」

「私たちの「ライブ!? 軽い文学部のお話」は便秘気味に50話以上投稿ミサイルが準備ができている。」

「「あなたを食べてもいいですか?」も47話が終わって、正確な字数が分からないので動けない。」

「「ジャパロボS」と「睦月ちゃん」でも創作するしかない。」

「ロマンシングサガリユニバー〇をやっていて思うのは、別作のキャラクターを毎回「異界の戦士」として登場させるのは偉いな。」

「絶対的に新キャラクター数が足らないというだけなんだが。」

「そうか。やっぱり作品の垣根を超えて登場するは、正しいんだ。」

「睦月ちゃんも第1話から、忍法で次元を超えたしな。」

「要するに、今まで書いた作品を一つにまとめれば、200万字を超える大作になる。」

「残り25作だったから、250万字の超大作ですな。」

「カッカッカー!」

「そこだな。ライト文芸部とロマンシングサ〇の違いわ。」

「まあ、やることができて良かったじゃない。」

「そうですよ。和菓子と洋菓子のお取り寄せ対決部から解放されます。」

「いいんじゃない? うちの部活ってパロディーだし。」

「私は食べ終わったし帰りますよ。幽霊部員ですから。」

 ライト文芸部は、作品の縫い合わせ手芸部を目指すのだった。

 つづく。

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