表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妄想中  作者: 渋谷奏
45/66

異世界ホテル9

 ここは異世界ホテル、100ルーム。


 総支配人のイースとコンシェルジュのアンコ椿改めマリーアンコアネットがホテルの会議室で会議を行っていた。

「それでは会議を行う。お題は、やって来る宿泊者が2階の夢魔を突破することができないということだ。どうすればいいと思う? アンコ椿。」

 夢と希望を持って異世界ホテルにたどり着いたはずの宿泊者たちのはずが性欲に負けて、2階の守護者の夢魔のインキュバスとサキュバスを突破できなかった。

「総支配人、私はマリーアンコアネットですよ。アンコ椿って名前は恥ずかしいんですから。」

 コンシェルジュは名前に強い劣等感を感じていた。

「そんなことはどうでもいい。」

「そんな!?」

 完全に冷たいドSの総支配人と、ドMのコンシェルジュの関係であった。

「早く答えろ。さもないと、もっと素敵な名前に変えるぞ。いいのか?」

「は、はい!? サキュバスを2階から外したらどうでしょうか? 100ルーム目は強いモンスターを置くとして、99ルーム目にサキュバスを置いておいて、苦労してたどり着いたのに、99階までに溜まった性欲をサキュバスと戦わせる。それでも宿泊者様の夢と希望が強ければ突破できますが、性欲に負ければ、今までの苦労が水の泡となって、快楽地獄に溺れてゲームオーバーです! へっへっへ。」

 コンシェルジュは不気味な笑いを浮かべる。

「おもしろい。確かに一理ある。採用しよう。あとで夢魔に配置換えを伝えておけ。」

「やったー! 総支配人! ご褒美に、自分の名前を自由に決めれる権利を下さい!」

「ご褒美は、名前の現状維持だ。もっと変な名前にならなかっただけ有難く思え。」

「そんな・・・ガクッ。」

 コンシェルジュはガッカリと肩を落とす。

「次の議題だ。たくさんの人が働くホテルなのに、従業員が総支配人の私とコンシェルジュのおまえしかいない。これも変だ。どうする?」

「とりあえず登場しているホテルの玄関のドアマンを決めましょう。何がいいですかね? モンスターとか妖怪より、私たちみたいな人型のキャラクターですよね。案山子とか、石像がドアマンっていうのもおかしいですしね。時給1000円で人間のドアマンを普通に雇いましょうよ。へっへっへ。」

「面倒臭いから、そうしよう。」

 こうして異世界ホテル、100ルームの会議は終わった。


つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ