第4話
R18かも……注意してください
「んぅ〜」
「おはようございます恋葉ちゃん♡」
やっと起きましたわ♪ 恋葉ちゃんたらびっくりしていらっしゃいます。わたくしたち2人、初めての夜でしたものね♡
「よく眠れましたか?」
目をこする恋葉ちゃんの掛け布団を避けて体にまたがります。ずっと掴まれていた袖も離れたので。ちょっと名残惜しいですが。不思議そうな表情だけど、特にそれについて聞かれることはなく。
「んー。おはよー。今何時?」
「5時半ですわ♪」
「早起きやねー。ぐっすり寝れたしいっか。起きる?」
体を起こそうとする恋葉ちゃんですがそうはさせません。この方が……うふふ♪
「ぐっすり眠っていましたわね。おかげでわたくしは眠れませんでしたわ!」
恋葉ちゃんは心配そうな顔。
「どうしたと? お家じゃないと寝れんタイプなん?」
いいえ。全然そんなことはありませんわ。
「恋葉ちゃんが可愛いからですわ!!」
「へ? ……んっ!?」
きょとんとする恋葉ちゃんにキスする。甘いですわ♡
「や、やけんなん……!?」
百合の存在を知らなかったくらいですから、こういうのも分からないですよね。
「しっかりわたくしがリードいたしますわ♡」
「な、何を!!? ……ひぅ! 」
「だめっは、はずかし……!!」
そうですわ。恋葉ちゃんだけなんてフェアじゃ無いですよね。
「ふにゃ!?」
「これで恥ずかしくないでしょう?」
わたくしも同じように脱いで生まれたままの姿へ。慣れているはずなのにこんなにもドキドキしているなんて。自分に驚きですわ♪ 触れ合う肌が暖かい……。
「……エヴァちゃん?」
愛おしい。可愛い恋葉ちゃんが……。
「恋葉ちゃん」
名前を呼ぶにも。
また濃厚なキスを繰り返す。
なんで飽きないんでしょう。ずっとこうしていたいですわ……。
☆
「……あれ」
「……すー」
突然電池が切れたようにウチに体重を預けてきたエヴァちゃん。何事かと思ったら寝たみたい。よっぽど寝てなかったったいね。良かった……あれ以上なんかされたらウチ……どうなったっちゃろ。
だめやんもう恥ずかしい……!!
これ以上考えちゃいかんね!
エヴァちゃんにちゃんとパジャマを着せて布団をかける。ぐっすり眠れたウチは起きますよ。あーカラオケ行きたかー。でも流石に何も言わずにって……書き置きでもしとればいいけど、何か放っておけんし、いいや。しばらくは起きんやろ。ノートパソコン持ってきたんやし、適当に動画でも流しながら歌いよこー。
徹夜明けハイテンションのエヴァちゃんでしたー