第3話
和英辞典の翻訳機能、信用していいのか?
「うううぅ〜……」
「萌えーっ!」
「恥ずかしかぁ〜」
ネコさんパジャマ辛い。可愛すぎる。ウチに合わんよ。エヴァちゃんはピンクのうさぎさんパジャマを着てます。似合ってる可愛い。ウチがきたってなんか……なんかもう……。
「可愛いですっ♡ やっぱり恋葉ちゃんに似合いましたわ! もしかしてって思って持ってきて良かったです!!」
パシャッ
「なっ、なに撮っとーと?!」
「うふふ♡ 永久保存版ですわ♪」
せめてフードだけでも脱ごうとしたけどダメやった。前言撤回。エヴァちゃん変な人!
「ちょっと大きかったみたいですわね! 手が少し隠れる感じ! 涙目! なんとまあ素晴らしい……」
「って、言ってる間にいっぱい撮らんでよぅ!」
「予想以上の完成度! 感動しないわけがありませんわっ♡」
ベッドの上。始まる撮影会。なんということでせう。
うぅ〜恥ずかしくて死にそうやん……。
いつまでも終わりそうに無い雰囲気……。もう、寝よう。なんか疲れた。そのままベッドに潜ろうとすると必死に止められる。
「待って待って待って!! 最後に、ほら、一緒に撮りましょっ」
それなら良いかも。思い出に。
「最後やけんね!」
「はい♡」
パシャッ
「んじゃおやすみなさい」
「おやすみなさい♪」
嬉しそうだなぁ〜。
「で、なんで同じベッドに入ろうとしとーと?」
「いいじゃないですか♪ お風呂の時気付いたのですが恋葉ちゃん抱き心地がすごく良くて♡」
今度は正面からぎゅー。顔が近くてなんか緊張する……。今日は何か忙しかったなぁ。主に学校が終わってから。明日は早速お休みだし、お昼くらいまでのーんびり……。
「家で抱き枕にしてたうちのめいd……ぬいぐるみとはまた違ってよく眠れそうですわ♪」
……。
「それに、こっちのが暖かいでしょう?」
エヴァちゃんシャンプーの匂いがするぅ……。
んぬぅ……。
「明日はお休みですし、いっぱいいっぱいお話しましょう。もっと恋葉ちゃんと仲良くなりたいですわ♪」
エヴァちゃん元気……でもなんかすごく落ち着く声っちゃんねぇ……あったかいし…
◇
◇
「すぅ……」
あら?
「恋葉ちゃん?」
「みぅ……」
あらあらまあまあ♡
「寝ちゃいましたの?」
「ふにゅう……」
なんですかこの可愛い生き物はっ?!
撮るっきゃないですわ♡
実は寝顔も撮るべくまだスマホは持ったままなのです。さっきとは違って、起こしちゃいけないので無音カメラで。なんと素晴らしいアプリケーション! うふふ♪ これで恋葉ちゃんの可愛い寝顔もバッチリ撮れますわ! 布団から出て撮影再開。ネコ耳フードをかぶった恋葉ちゃん……萌えますわ。
しばらく続けていると。
「うぅ〜……」
起きちゃった?
「はぁうぅう〜……」
「恋葉ちゃん?」
な、泣いてる?!
「怖い夢でも見ましたの!?」
慌ててスマホを置いてベッドに入ります。
「どうしたんですの?」
「ぎゅー……」
「え?」
「もーギューってしてくれんと……?」
「Oh……」
What happened?
「ねぇ〜…」
涙目で上目遣いなんていけません……っ!
「えばちゃ……あぅ」
そっ、袖を掴むのも……!
「ぎゅーうぅー……」
Don't cry...
「I may have been in love with you.」
抱きしめないわけには……。
「I hug it again and again.」
I can't take it anymore.
「ぎゅー……んー……」
You are my angel.
「ちゅっ」
柔らかい……。
「はっ!?」
い、いけませんいけませんっ!
可愛い……可愛すぎてどうしましょう。キスしたいいっぱいキスしたいですわ! 寝てるからOKですか? いや、だからこそアウト?い、いずれにせよ寝ている暇はありませんわ!! すっかり恋葉ちゃんはまた夢の中ですが、
はぁ……。
こんなに女の子に興奮したの、初めてかもしれません……。まだ出会って1日目。だけど、
「ほんとに、恋してしまうかもしれませんわ……」
いえ、もうしているのかも。
「はぁ……」
エヴァちゃん混乱回でした。
展開早すぎ!?(゜д゜lll)
モコモコパジャマ2人を描きたい。画力欲しい。ちなみにエヴァちゃんは金髪ふわふわロング、恋葉ちゃんは茶髪のサイドポニーテール設定です♪