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第12話

男子禁制、更に言うと女性を愛する女性のみが入店可能、入ればそこは百合の園。可愛い女性メイドからの熱くあまーいキスを堪能できる百合メイド喫茶。


その名もーーー


「『リトル・ガーデン』! ですわ!!」

「は、はぁ……」


恋葉ちゃんがすっかり体調を取り戻し、学校の生活も落ち着いた休日の朝!


ついにわたくしはリトル・ガーデンへやってきました!!


「お姉さんが働いてたんだっけ?」

「ええ。キスをする相手が見つかるまでという約束でしたもの。ここに来れば、わたくしの悩みは解決するのです!」


おねえ様からお話はたっっくさん聞いておりますわ♪

ずっと来たかったのですが、寮のお部屋の片付けもまだ終わっていませんでしたし。本業である学業に支障をきたしてはいけませんから……。うふふ♡

あら、恋葉ちゃんったら浮かない顔ですわ。


「それで、なんでわたしまで来たと?」

「だって、恋葉ちゃんには百合、そして百合キスの素晴らしさを知って欲しいのです!!」

「で、でも……」

「さあ、入りますわよ!」

「ふええ!?」


「あ、お嬢様? 開店はまだ……あら?」

「お帰りなさいませ、おじょう……えええ!!?」

「ちょっと美緒奈、何騒いで…え! り、リズさん!?」

「エヴァンジェリン=ノースフィールドと申します♪ その節は姉がお世話になりましたわ♡」


「「「り、リズさん(姉)のいもうとぉ!!?」」」


わたくしの背中に隠れている恋葉ちゃんは、お店の光景を見て目を見開いています。

開店前にはメイドさん同士で、たっくさん百合キスをするんだっておねえ様も言ってましたわ♡

一様に反応を見せながら沈黙が続いている中、それを破ったのは恋葉ちゃんでした。


「ふ、ふーぞくやん!!」

「何を言っているのですか恋葉ちゃん! ふーぞくなんかじゃありませんわ! 乙女の聖域ですっ!」


全く。後でお説教ですわね♪

おねえ様と連絡を取っていたのですが、きっとあの子たちはお話をしたがるでしょうし。開店前に行くといいって言われましたの。でもやっぱりお話する前に……


「リズさんの妹だ」

「間違いないね!」

「うふふ♡ リズさんに劣らないおっぱい……♡」


百合キス、ですわよね♪


「その子は?」

「わたくしのルームメイト、藤宮恋葉ちゃんですわ♡」

「可愛い! あたしがここに来た頃にそっくり!」

「ふーぞくふーぞくって言ってたもんな、由理(ゆーり)

「エヴァちゃんここ、大丈夫と……?」

「この子ともキスしていいの?」


写真はよく見せてもらったのでみなさんの顔と名前はちゃんとわかるのですが、やっぱり目の前にしてみると本当に可愛い方ばかりですわ♡


「うふふ♡ 恋葉ちゃんはまだ百合と、百合キスの素晴らしさを分かっていないのです!」

「あらあら、それは大変だわ! お嬢様、是非季紗がお教え致します♪」

「いきなり季紗はハードルが高いわよ、あたしが教えるって!」

「いーや! 世界一可愛い美緒奈様こそふさわしいね!」


みなさん流石ですわ! わたくしもいーっぱいキスしたいです!


「わたくしも入れてくださいね♪」


ジリジリと、4人で恋葉ちゃんを囲みます。うふふ♡ なんとしても、恋葉ちゃんに百合キスの素晴らしさを知っていただかねば!


「ひうぅ……!」


伯爵さんに許可をいただけたのでリトル・ガーデンとメイドさんたちに登場してもらいました!

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