少女漫画ばっかり読んでいた私が”図書館”と聞いて妄想すること
図書室。または図書館。
この言葉を聞いて思い浮かべることはどんなことだろうか。
静かな場所。本が置いてあるところ。自習室。
そういった答えが返ってくるかもしれない。
しかし、私は図書室という言葉を聞いて想像することは、「出会いの場所」という言葉だ。
オタクで引きこもりがちな私は、小さいころから少女漫画を読み漁っていた。
読んでいた、という程度ではない。母や父に頼みマンガ喫茶につれていってもらってひたすら少女漫画を読んだ。母の時代の少女漫画から、最新の少女漫画までひたすら読んでいった。
そしてそのまま大きくなった私は今も少女漫画を読み漁っている。成長して何が変わったかというと、大きくなるにつれて文字を読めるようになり少女小説を読むようになったことぐらいか。私の脳内はいつも少女漫画と少女小説で一杯だった。かっこいい男の子や運命の恋にあこがれ、そんな話を読みながらひとりにやにやしている。
いつの間にか残念な少女になっていた。
話を戻すと、わたしにとって図書室ときいて思い浮かべることはとは出会いの場所だといった。
図書室といえば、よくある恋愛スポット。
図書委員と生徒の恋。生徒と司書先生との禁断の恋。図書室をよく利用する生徒同士の恋。図書委員長と生徒会長の恋。
恋愛の形は様々だ。
昔から今もいろんな漫画や小説に書かれている。
おそらく図書室、図書館が出会いとなっている恋愛ものをひとつは思いつくのではないだろうか。
有名どころでたとえるならば、ジ○リの「耳をすま○ば」。
あれも本を愛する主人公が相手を意識するきっかけとなったのは本の利用カードだったはずだ。
そう、何度も言っているが図書室とは恋が生まれる場所。つまりは出会いの聖地なのだ。
・・・女子高を除いて。
女子高には当たり前だが男子がいない。そんな場所では恋愛は起こりえない。幼少のの頃から恋愛物が大好物だったわたし。そんな私が進んだのは、男子がいない田舎の女子高だった。
高校生になれば、私も物語のような恋愛をするのだと、疑ってもいなかったわたし。
そんな私が
恋人のいない歴=恋をしていない歴=年齢
になろうとはだれが想像できたかのか。
いや、簡単かもしれない。
そんな妄想を爆発させているイタイ私はきょうも図書室という神聖なる出会いの場で、ひとりにやにやと少女小説を読んでいた。