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帰還


 ヨミの所に行くとヨミの足下にはゴブリンの死体が数体転がっていた。

 ただ、俺の戦ったゴブリンとは少し違い、防具類は装備しておらず、武器も棍棒や素手などで剣を装備しているヤツはいなかった。

 

「ヨミ、大丈夫か?時間かかって悪かった。」


 自分でも時間が掛かり過ぎたと思っていたので素直に謝罪する。


「ん、大丈夫。」


「にしても一人でこの数は凄いと思うよ。」


「⋯⋯ありがと。」


 ヨミは褒められると思っていなかった様で、顔をほんのり赤くしてお礼を言うと、ぷいっと顔を背けてしまった。


 やばい超可愛い。無性にナデナデしたい衝動に駆られ、それを行動に移そうとした所で空に狼煙が上がった。

 あんな事をして魔物は集まって来ないのだろうか?そんな事を考えながら俺達は集合場所へ向かった。


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