赦しえぬ記憶、語りうる沈黙
戦中に加担した“記録者”である祖父の遺品から、一族に秘められた加害と沈黙の歴史が明らかになる。孫である主人公は、封印された「部屋」と、語られなかった祖母の過去を辿り、赦しの不可能性と倫理の境界に直面する。記録することは加害なのか。語られなかった沈黙は赦されうるのか。世代を超えて継承される記憶と責任を、静かに、しかし激しく問うポストメモリー文学の到達点
第1部:記録という加害
2025/07/19 12:15
第2部:沈黙の子ら
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第3部:赦されざる名前
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第4部:語られなかった赦し
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第5部:赦しのない風景
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終章:声の余白にて
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