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命のゴール  作者: GUEST0424
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あついひょうめん

命のゴール   三ねん・半井敦夫(なからいあつお)



 命のゴールの表面は触ると溶けてしまいます。

 だから少し触るとけがをします。大きく触ると死んでしまいます。

 命のゴールは、一定期間人が近づくと、走って追いかけてくるそうです。

 タッチするなよ。

 この世のけがのすべては、この命のゴールによるそうです。

(下・ゴールの標本)


 私が論文に近づくと、標本のゴールは動き出しました。

 ゴールはすさまじく私はあっという間につかまります。

 学校の廊下に、静かに横たわる虫の遺体、それが私なのです。


――前書きですべてを語るって、難しいよね。


 筆をおいた沼津平成の後ろに、あの標本のゴールが、近づいていました。


 この話は、かくして、誰にも語られず、ひっそり生きてきました。しかし、もう寿命を迎えようとしています。最後にゴールは地球に近づいてきたのです。

 ホラ、読者の皆さんの後ろにも…

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