淋しくなるくらい愛していた
鮮烈な赤い紅葉は秋が深まる証
悲恋の予感は悲しい愛の暗示
物悲しい季節の中で懐かしい笑顔が蘇る
これは、きっと最後の挨拶
本当に必要で、やるべき仕事だったかは分からない
こんなはずじゃなかった
こんなことになるとは思わなかった
ノイズの向こうに残された君の声を、
胸が締め付けられる寂しい君の声を、
哀しみに沈んだ君の声を、
絞り出された君の声を、
メランコリーなメロディーに、いくら音を重ねても、
また君を失うのが怖いんだ
きっと君は消えてしまう
あの風の中で消えてしまう
そう 長いこと君の不在が意味するものが何なのかを問う日々だった
もう眠らせてあげよう
いつまでも追うんじゃない
もう優しくしてあげよう
いつまでも着いていくんじゃない
それが分からないから、
昔から君は愚か者だって、言われるんだ
熱い恋をして大人になったんだ
君は、それを認めたくないから、
君はアイツの彼女を傷付けてばかりいたんだ
近づけは近づくほど離れてゆく
既に結果は見えていた
虚しさとやるせなさ
胸が震える悲しみの色彩
今、ビートルズの最後の曲が流れている
涙を堪えて枯れた道を歩いていく
冷たい風が吹いている
止むことのない雨が降っているから、いたたまれない
コートの中の手が震えている
君の面影が胸に残っている
君の愛を胸に残したまま独りで生きてきた
愛は心の姿 君と僕の愛
愛は愛したいと言っている
愛は愛していると叫んでいる
愛は僕ら二人の正直な願いだった
愛しているなら、
愛していると伝えたい
もう分かった、正直に言うよ
本当に君を愛していたよ
ごめん、今でも君を愛している
いつも君を愛していた
君だけを愛していたよ
愛していたんだ
淋しくなるくらい君を愛していた
ありがとうございます。