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春一番  作者: みやb
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こんにちは。お嬢さん。

頑張ります。不定期です。よろしくお願いします。

3年後のある日。世界はある程度の生活を取り戻していた。だがそれまでの道のりは荒れており元通りとまでは行かないようだった。その頃。私は山を越えかけていた。ただここはこの国の最大の商業都市サンダーソニアから少し離れた森。元々いた王国からは出たとはいえまだ安心はできないもう少し離れた小さい街に行こう。そんなこんなで少し歩くと丁度いいサイズの街が見えてきた。


「お兄ちゃん、大丈夫?」


急に声をかけられた。今の私はお尋ね者だ。咄嗟に身構える。そして声の主を見ると小さい子供だった。なんだと安堵し構えていた手を下ろす。少しどう行動したらいいか考えたがとりあえず挨拶を返そうと結論づけた。あと、このやる気のない世界を舐めきっているような話し方は辞めるように努力しておこう。悪目立ちしかねん。おっとっとまた口に出そうになった。もう口に出なければいっか。ヤバい返事どうしよ。会話とかいつ振り?前まで閉じこもってたし文通だったし。


「アッ、うッ、ァ」


出ないわ。でも大丈夫。こういう時のために作っておいた魔術がある。その名も


「陽キャの皮被っちゃえ☆(笑)」


「こんにちは☆私に何か用ですか?」


「ううん、お兄ちゃん元気なさそうだったから」


うん?元気がない?え?体を確かめるが特に汚れた感じでもない。顔も確認するために収納しておいた手鏡を取る。あぁ、そういうことか。一応寝ているとはいえずっと警戒していたから疲れが出ていたのか。


「心配してくれたのかい?ありがとう☆でも大丈夫ですよ☆」


そう言ってその場から離れようとする。するとその子供が街に行くの?と聞いてきた。そうだというと一緒に行くとのことだ。だが、一緒に行くわけにはいかないこのヤバい状況に巻き込んでしまう。なんとか説得しようとしたが難しいことを言ってもわからないだろうしまだ世間のことも知らないような子供(ガキ)だ。もしもバレたら私が攫ったってことにすればいいか。そう考えその子供がついてくるのを了承する。するとその子供はパッと顔を明るくし手を繋いでくる。なんかうるっと来た。私も子供がいたらこんな感じだったのかと、少し感慨深く感じたのかもしれない。そんなこんなで歩き始めて10分が経つ頃、街の城壁が見えてきた。門には二人の兵が身分証の確認をしている。しまった。自分が誰か忘れていた。さっきまで覚えていたんだけどなー。結論入れるわけがない。というか顔を見られたら即捕まるかも知れない。どうしようか。うん。うーーーーむ。一応顔とか雰囲気を変えステータスとかもいじれる魔術は使えるが、実験した時に元の顔に戻らなくなったんだよなー、あのコウモリ。他にはパーティーでしかみたことないような鼻付きのメガネをかけるか、ローブを深く被るかか。いや、鼻付きのメガネは却下だな。ローブの方は自分1人なら行けただろうけど今はこの子供がいる。親子や、兄弟には見えないだろう。どうしようか。次の次は自分たちだ。もう時間がない。一か八かだ。実験したのはあのコウモリだけだから上手く行ったりするかもしれない。


「フェイク」


その言葉の後、顔に少し影が落ち顔がシュッとした顔立ちから顔が変わった。ちな、さっき使った「陽キャの・・・・・」これね。


「これでよし。さぁ行こうか」


「キャーー」


叫び声が聞こえた。やけに近くで聞こえたと思ったらさっきまで一緒にいた子供の声だった。え?なんで?


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